発達支援つむぎ 駒沢「お正月の伝承遊び」
2022.02.09
#発達支援
発達支援つむぎ 駒沢ルームの新年最初のグループ支援は、「お正月遊び」をしました。
昔から受け継がれている遊びを伝えることで季節の感覚を養い、手先を使って自ら工作したもので遊ぶことで、手先の器用さや活動にじっくり取り組む力を伸ばしていきます。また、簡単なルールを設定することで、ルールを意識して遊ぶ力につなげていきます。
今回制作したのは、竹とんぼです。竹の代わりに牛乳パックや空き箱を使いました。ハサミで硬い箱を均等の太さに切ることや柄の部分にストローを付けるなど、手先を使う細かい作業に取り組みました。
早速、飛ばして遊びます。手を離すタイミングや力の加減が難しく、なかなか前に飛びません。
職員のやり方をよく観察してから、真似して優しく飛ばしてみると、「できた!」クルクルと前に回って飛んでいく竹とんぼに大喜びしました。真似をするためには、よく見る観察力や力のコントロールが必要になります。
それから、竹とんぼレースが始まり、「どんなルールにする?」と相談になります。
みんなで「歩いて竹とんぼを取りに行こう」「線は越えないようにしよう」と体を使いながら説明し、ゆっくりひとつひとつのルールを確認することで、ルールを意識して遊ぶことができました。
竹とんぼが床でクルクル回っているのを見た子どもが「コマみたい」とポツリ。
その小さな呟きから、コマと竹とんぼの違いを探るため、「コマを作ってみよう」とコマ製作に取り組むことにしました。
両手を使って回す竹とんぼと片手で回すコマ。床では似たような回り方をしていましたが、材料や作る工程、遊び方に違いがあることを作って、遊んで体験することができました。
竹とんぼやコマに触れて遊ぶことで、お正月ならではの遊びを楽しみながら、手先を使った工作やルールのある遊びができました。
また、子どもたちの何気ないひとことから活動を広げて楽しんでいくことができるのも、駒沢ルームならではの遊び方だと感じました。
文:発達支援つむぎ 駒沢ルーム職員
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