発達支援つむぎ 駒沢「好きなお菓子を買いに行こう」

少しずつ涼しい日が増えてきました。そんな中、グループで夏の間なかなか行けなかった散歩に行ってきました。

今回の散歩の目的は、好きなお菓子を決められた金額の中で買うことです。以前、つむぎの活動の一環で買い物に行ったことのある子に隊長をお願いしました。道案内や店内での約束などをグループのメンバーに伝えてもらいました。各自、画用紙で作成した財布に200円を入れて、いざ出発です。

　　

スーパーに到着すると、みんな「アイスコーナー」へ向かいます。スタッフが「もう少し買えるかもしれないよ」とアドバイスをすると、購入できそうなお菓子コーナーを見つけて、「これなら買えるかな」とお菓子を探す子どもたちは、とても楽しそうでした。

それぞれ思い思いのお菓子を持ってレジに並びます。順番も並んで待つことができました。店員さんに上手くお金を渡せるかな？お釣りを受け取れるかな？ドキドキの瞬間です。

レジで店員さんにお金を手渡しできた子、購入したお菓子を自分のリュックに入れることができた子、手先の細かい作業が苦手でも細かいお釣りを財布に入れることができた子など、それぞれに工夫して買い物をすることができました。

つむぎに戻り、ピロティにシートを広げて、買ってきたお菓子をみんなで食べました。「自分で買ったおやつは美味しいね。」とニコニコで食べる姿。普段、友だちと一緒に遊ぶことが苦手な子も「みんなで食べると美味しいね。」と話しながら楽しく食べることができました。

今回の活動は、子どもだけで買い物をするのは初めてという子がほとんどでした。普段は店内を走ってしまう子も、走らない約束を守ることができました。保護者の方と行く買い物とは違い、買う物選びからレジに並び、支払いまで全て自分で行う買い物に緊張感と達成感が感じられたのではないでしょうか。次回は10円玉などの小銭を混ぜて、金銭感覚、数の勉強をしながら支払いの経験ができる買い物をしようかと考えています。

文：発達支援つむぎ 駒沢ルーム　スタッフ

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