発達支援つむぎ 駒沢「中当てつむぎカップ」
2022.11.09
#発達支援
すっかり秋らしくなってきたこの頃、あいにくの雨模様だったこの日の午後のグループ活動は室内で行うこととしました。
集まった子どもたちは体を動かしたくてうずうずしています。それでも、まずは日課の「座禅」をして心と体を落ち着かせることから始めます。ほんの数十秒ですが、みんなで静かに座って過ごすこの時間は、自分が落ち着くだけではなく、一緒に座禅をしている周りの友だちを強く感じることができる大切な時間です。今日もみんなで心を落ち着かせてから、つむぎの活動を始めました。
今日の活動は「中当て」です。まずはみんなで陣地のテープを貼ることから始めます。
さっそく「黄色がいい!」「ここ押さえて!」「次は僕が貼る!」など、元気な声が聞こえてきます。
いよいよ中当てが始まると、子どもたちのより一層大きな声がグループルームに響き渡ります。元気よく駆け回る子どもたちは、もううっすらと汗を浮かべています。陣地の外から鬼が転がしてくるボールに当たったらアウト、という単純なルールで始めた中当てですが、徐々に子どもたちは自分たちでルールを作って取り組んでいきます。
「パスして!」「先生を抑えて!」「こっち来て!一緒に転がして!」
一人で遊ぶことを好む子も、同じ友だちとだけ遊ぶのが好きな子も、今日はみんなが協力して、自分たちで考えた一つの遊びを楽しみました。
子どもたちは今日、どんな遊びに興味を示すかな?友だち同士でどんなやりとりがあるかな?など、支援に向けて環境調整していきますが、子どもたちは軽々と大人の想像を超えていきます。そして、そんな瞬間に立ち会えることが、なにより嬉しくてなりません。
季節は寒くなっても、つむぎ駒沢ルームはこれからも熱く走っていきたいなと思った秋の一日でした。
文:発達支援つむぎ 駒沢ルーム 職員
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