発達支援つむぎ 駒沢「新しい遊び場を見つけよう」

2023.12.06

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 駒沢ルームです。

寒い日が続きますが、子どもたちは毎日元気に戸外での活動を続けています。

以前このブログでお話した「お散歩マップ」作りですが、掲載予定だった場所が改修工事のため閉鎖されてしまうというアクシデントがあり、今は新しい遊び場を発掘中です。

今回は、そんな新しい場所での活動の様子をご紹介します。

一つ目は、「ミスターパーク」です。今までより少し遠くまで足を延ばして見つけた遊び場です。道中に咲いている花を見つけ「あ、トマトみたい!!」「たんぽぽがあった!」など、新しい発見に心を躍らせながら向かいます。広場に到着すると、植木の中を「冒険しよう!」と、枝を杖のように使って探検しながら遊んでいます。自分の目で見て、手で触って一つ一つ確かめながら新しいものとの出会いを楽しむ子どもたちの姿に、自然に直に触れてホンモノを体験することの大切さを、大人も改めて感じさせられました。まだまだ新しい遊び方が増えていきそうな予感がしています。

木の陰に隠れる子ども

二つ目は、「ねこじゃらし公園」です。かなり遠くまで歩かなければいけませんが、ワクワクが詰まったとても魅力的な遊び場です。斜面の多い公園内には大きな木の根っこがそこら中にむき出しになっており、自然のアスレチックのようになっています。急斜面を前にしても、子どもは全く怯む様子を見せません。どうやって登ろうか、どこまで行けるのか、好奇心に満ちた目はとてもキラキラしています。

木の根っこを登っていく子ども

何度も斜面で滑ることを繰り返す中で、重心を低く保つために腰を落としてみたり、「ここに手をかけて・・・」と登る道筋を自分で考え始めたりできるようになりました。かなり傾斜が急で、大人でもちょっとドキドキするような場所なので、つい心配になり、「ここまでにする?」と言葉かけをしてしまうのですが、子どもの方が体力的にも精神的にも活力があるようで、「全然大丈夫!!まだ登る!」と元気いっぱいの声が返ってきました。子どもの挑戦を大人の感覚で止めようとしてしまったことを反省していると、周りにいた子どもたちから、「こうやってやるんだよ!」と、手本を見せる声が聞こえてきました。そばに来て手を引っ張って一緒に登ろうとする子どももいました。

困っているときに自然に助け合える子どもたちを見て、大人も学びになることがたくさんあります。友達に助けてもらいながら自力で最後まで登り切った先には、本当に輝くような笑顔があり、大人が途中で止めていたら見ることのできなかった表情だったなと思います。本人も達成感を感じられたのか、その日は何度も何度も挑戦して登り続ける姿が見られました。帰り道も「楽しかったね。また行こうね!!」と、何度も繰り返し話していました。

登り切り、嬉しそうな子ども

つむぎ駒沢ルームでは、子どもが自分で遊びを選択し、自分で考えて実行する力を育てていけるような機会を提供し続けていきたいと考えています。今回、新しい遊び場にチャレンジしたことで、子どもたちにとってそんな力が育つきっかけになっていたら良いなと思います。

文:発達支援つむぎ 駒沢ルームスタッフ

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