発達支援つむぎ 駒沢「つむぎ 駒沢ルームの畑仕事と食育」
2024.09.04
#発達支援
厳しい暑さの続く日々ですが、暑さに負けず子どもたちは元気いっぱいで過ごしています。
発達支援つむぎ 駒沢ルームでは定期的に畑仕事を行っています。
土づくりからはじめ、水やり、雑草抜き、支柱たてなども労働として子どもたちが取り組んでいます。今年は、トマト、ジャガイモ、なすなどを育ててきました。今回は、畑で収穫したジャガイモを使って「いももち」をつくった様子をお伝えしたいと思います。
「いもむしー?」と子どもの声から始まった調理の時間です。まずは、土のついたジャガイモをきれいに洗います。両手でゴシゴシ洗いながら、「これくらい?」と確認しながら上手に泥をおとしてくれました。
そして、安全に包丁を使えるよう正しい使い方を伝えてから、包丁で切っていきます。ジャガイモを押さえる方の手を猫の手にして一生懸命に切ろうとするのですが、生のジャガイモは子どもが思っていた以上に硬く、少し驚いた様子もありました。
「包丁を手前に引くように切ってごらん」と伝えると、「なるほど!」と上手に切ることが出来ました。緊張した面持ちで包丁を握っていた子どもたちですが、何度が挑戦していくうちに子どもたちの自信へとつながっているように感じました。
切ったジャガイモは電子レンジで温め、柔らかくなったら袋にいれて麺棒でつぶしていきます。子どもたちは、麺棒を縦に使いトントンとしてみたり、横に使いコロコロとしてみたり、工夫しながらジャガイモをつぶしていました。ジャガイモがまとまってきたら好きな形に成形してホットプレートでこんがりするまで焼いていきます。
「できるかな?」と不安そうな顔をしながらも、フライ返しでタイミングをみてひっくり返すことにも挑戦しました。あとは、両面がこんがり焼けたら調味料を入れて完成です。調味料をいれると、一気に香りが漂ってきて子どもたちも「いい匂いがするね」と食べるのを待ちきれない様子でした。
野菜に限らず苦手だったり、食べられないものがあったりする子どもも少なくありません。そんな子どもたちが「ちょっと舐めてみようかな」とペロッとしたり、恐る恐る少しだけかじってみたりする姿も見られました。
お迎えの時間が近づき保護者の方がお部屋に入ってくると「これ食べてみて」と自分が作った「いももち」を差しだす子どもたち。「美味しいー!」と褒められると、満面の笑みを浮かべていました。
自分たちで育てたものを自ら調理し、みんなで食べることで一人ひとりの食への興味関心を深め「食べるって楽しい」という時間を増やしていけたらと思っています。
ご興味を持たれた方、ご相談されたい方は、いつでもお気軽につむぎ 駒沢ルームまでご連絡ください。お待ちしております。
発達支援つむぎ 駒沢ルーム
電話:03-6432-2071
文:発達支援つむぎ 駒沢ルームスタッフ
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