発達支援つむぎ 駒沢「自分でできるようになったこと」
2025.02.12
#発達支援
こんにちは。発達支援つむぎ 駒沢ルームです。寒い日が続く中、子どもたちは元気に活動を楽しんでいます。
4月から比べ、子どもたちは少しずつ自分でできることが増えてきました。つむぎ 駒沢ルームの子どもたちは午前中に、併設している駒沢どろんこ保育園の園児と一緒に過ごしています。その中でスタッフたちは、子どもが自分のことを自分でできる力が育まれるような関わり方を特に大切にしています。
今回は、「自分でできるようになったこと」をテーマに、日々一生懸命に活動に取り組み、少しずつ成長する子どもたちの姿をご紹介します。
ある日のこと、散歩に出る前、玄関で靴を履くAさん。利用当初から、自分の靴を自分で片づける、リュックを自分のロッカーにしまうなど、自分のことは自分でできるよう、大人は「Aさんの靴はここにいれようね」「リュックはここのロッカーにしまおうね」などと指で示して伝えながら、Aさんの手を取り一緒に取り組んできました。
また、大人から伝えるだけでなく、友達から「Aさんの場所はここだよ」と声をかけられ、一緒に出したり片づけたりすることで、段々と自分でできるようになっていく姿が見られました。

子どもたちにとってわかりやすい言葉と指さしで繰り返し伝えたり、友達と一緒に取り組んだりすることで「自分でできることは自分でやってみよう」という気持ちにつながったのではないかと思います。
また、とある日、Bさんは自分で着替えている最中、上着を着るときに何か困っている様子です。あたりを見回し、近くにいる大人に「手伝って」と自分から声をかける姿が見られました。自分の力だけでは難しい時に援助要求を出すことも「できるようになったこと」の一つです。

始めは大人と一緒に取り組む中で、子ども自身に「自分でやってみたい」という気持ちが育まれるよう、大人は子どもが自分で頑張ろうとする姿に対して「とっても上手!」「自分でできたの?すごいね!」と言葉をかけながら関わっていきます。
その中で、自分の力だけでは難しいときに、子どもたちがマイナスな気持ちばかりにならないよう、「困ったら、呼んでね」と伝えています。そして、子どもから「手伝って」や「やって」を伝えられるまで見守ります。伝えることが難しそうなときには、大人から「こういう時なんて伝えたらよいかな?」と自分で考えられるような言葉かけをすることで、自然と子どもたちから「手伝って」と伝える場面が増えました。
このようなやり取りを繰り返すことで、子どもたちが段々と「困ったときに伝えてみたら、助けてもらえた」という経験を積み、「困ったら伝えよう」という気持ちにつながったのではないかと思います。

子ども一人ひとりに合わせた伝え方を考え、時には大人と一緒にやってみたり、あえて大人が離れて見守ったりすることで、子どもたちは少しずつ「自分でできること」が増えていくのではないかと思います。
今後も日々「自分でできること」が増えていく子どもたちの姿が楽しみです。そんな子どもたちの姿を、また皆さんにもお伝えできたらと思います。
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発達支援つむぎ 駒沢ルーム
電話:03-6432-2071
場所:東京都世田谷区深沢2丁目19-14 サンライズ会館 2階
文:発達支援つむぎ 駒沢ルームスタッフ
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