発達支援つむぎ 前原「自分でできることを自分でする」
2024.08.06
#発達支援
発達支援つむぎ 前原ルームでのおやつ時間の一幕です。「今日は大好きなゼリー」Aさんは、早くおやつを食べたい気持ちが募り、調理室の前をまだかまだかと行き来していました。
「Aさん!おやつ食べるよ」の言葉を聞き、待っていましたと言わんばかりに、スタッフの押している配膳用カートを一緒に押して手伝おうとします。
目の前のおいしそうなブドウゼリーの魅力に耐え切れず、指をこっそり入れてみようとしたけれど、「Aちゃん、まだだめだよ。バツだよ」と、近くにいた併設されている前原どろんこ保育園のこめ組(年長児)に語りかけられ、指をひょいっと引っ込めていました。
だめと言ったこめ組のお子さんは、言いっぱなしではありません。食べたいAさんの気持ちを理解して、椅子をさっと準備し、そこで待とうねと働きかけます。気持ちを受け止められたAさんは、ゼリーが手元に来るのをじっと待ち、おかわりまで堪能しました。
大人が教えなくても、それぞれの子がそれぞれの形で「自分でできることを自分でする」姿を見せた瞬間でした。これからも、大人が背を見せながら、大きな家で子ども同士が育っていけるようにしていきます。
文:発達支援つむぎ 前原ルームスタッフ
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