発達支援つむぎ 前原「友達と遊びたい!が勝った瞬間」
2024.12.03
#発達支援
11月に入り、ようやく秋の匂いを感じるようになった発達支援つむぎ 前原ルームです。
屋上園庭での戸外活動。2人は段ボールを使って遊び始めました。段ボールを電車に見立てたごっこ遊びかと思いきや、1人の子がそれに「獅子舞」と名付けたのです。
獅子舞を手に2人はテラスに戻ると、次々とお絵描きを始めました。そこに、併設の前原どろんこ保育園の子どもたちも集まり、みんなで獅子舞作りです。
また、ある子が「これー。これー」と指を差した先には、芝生園庭をソリでめいっぱい駆け回る保育園の友達の姿でした。
彼の心が動いた瞬間でした。
芝生に足を触れることが苦手なその子が、自らソリに近寄ると乗っていた友達に誘われ、ソリ遊びに参加し始めました。それまで1人乗りだったソリがぐっと重くなったことに気づき、保育園の年長児が後方から応援に駆け付けてくれました。心地よいスピードを全身で受けながら、颯爽と走り抜ける2人の表情は爽快感あふれるものでした。その後、順番待ちをしていた友達に代わり、友達が楽しむ姿を見て微笑む姿がありました。 そのような彼の姿は友達と体験を分かち合う喜びを感じとっているようでした。
去る10月19日に前原どろんこ保育園、発達支援つむぎ 前原ルームの併設施設として初めての運動会が開催されました。
日頃の生活から身に付いた「お互いの得手不得手を認め合う力」を活かすことができた運動会となりました。当日は、子どもたちの姿を保護者様と共有し合えたこと、そして何より達成感に満ちた子どもたちの表情に大きな成長を感じました。
これからも、発達支援つむぎ 前原ルームでは、子どもたちが自ら活動を選択し、その体験を友達と共有することができる時間を大切にしたいと思います。文:発達支援つむぎ 前原ルームスタッフ
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