発達支援つむぎ 目白「シール帳作り」
2022.04.27
#発達支援
発達支援つむぎ 目白ルームの4月最初の活動は、毎年恒例のシール帳作りです。シール帳とはつむぎに来て、遊ぶたびにもらえるシールを張る大切なノートです。一年間使う自分だけの大切なシール帳を、絵の具やクレパス、シールなどを使用しながら思い思いにデザインします。
大好きなキャラクターを描いたり、
遊んだ公園を思い出しながら描いたり。
大好きなお絵描きが、短期間で進化を遂げている子もいました。
スタッフの見本を見て、一生懸命作ったチューリップ、もう一個は作り方を思い出しながら頑張って自分で作りました。
つむぎに通っている子の中には、絵や形を描くことや、形や物事の変化に気づきにくい子もいます。そんな子のために今年用意したのは…
絵の具を混ぜては塗り、混ぜては塗り……あれ?塗っても塗っても塗れないところがあります。クレヨンの上に絵具を塗ると、はじいて絵が浮き上がる、「はじき絵」です。その子は、一生懸命塗りつぶそうとして、でも塗れないことに気づいて、不思議そうな顔をしながら試行錯誤して自分なりのデザインを仕上げました。子どもの世界は、どうしてだろう、不思議だな、から始まることも多いものです。シール帳作りを通して、この子の世界が広がっていたら嬉しいですね。
一年間でたくさんシールを貼ったシール帳の存在は、三月頃になると、親子で確認する際に「頑張ったね」「こんなに通ったんだね」と振り返る機会にもなっています。自分の物を自分で作り、愛着を持って使い、最後には達成感を味わえ、思い出にもなります。つむぎ目白ルームで大切にしている活動のひとつです。
文:発達支援つむぎ 目白ルーム 職員
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