発達支援つむぎ 目白「夏だ!花火だ!やってみよう!」

2022.09.28

#発達支援

発達支援つむぎ 目白ルームでは、8月に屋上で手持ち花火をたくさん用意して、花火を行いました。

ところが、「行かない。花火やらない」と言って友だちを見送る子が1人。スタッフが話を聞いてみると、どうやら「花火がわからなくてドキドキする」のだそうです。ならばと、その場で1本だけ、スタッフと2人きりで挑戦です。

たった1本、されど1本。その1本でもっと花火がやりたいと思ったその子は、皆の待つ屋上へ向かい、意気揚々と花火を始めました。

花火を持つ子ども

さて、先に屋上へ向かった子どもたちはというと、半分以上の子どもが、興味を持って見ているものの、一定距離からはバリアが張られたかのように花火に近づけずにいました。

それでも、「危ない」と言いながら火のついていない花火を持ってみたり、友だちに花火を配ってみたりと、各々のやり方で花火や友だちと関わっていました。

花火から隠れる子ども

花火に慎重に火を付けてみたり、じっくり見て楽しんだり。

花火を持つ子ども

終わった花火はしっかりバケツに入れて処理することも忘れません。

花火を水のバケツへ

実はこの後、「最後の一本だよ」とスタッフが声を掛けると、ずっと遠くから見ていた子どものうち1人が、「腕持ってる!」と言って、スタッフの腕を持って、近くで花火を見るというチャレンジが出来ました。

「何でもやってみる」ということも大切ですが、「火に対する危険を知る」という事も同時に大切なことです。

それを知ったうえで、周りを見て、興味を持ち、自分の気持ちと折り合いをつけて、どうやったら参加できるのか。時には大人の支援を受けながら、時には本人が良く考えて、様々な経験を積んでいくことが、子どもの成長に繋がっていくのだろうなと、スタッフ一同が改めて実感した活動でした。

文:発達支援つむぎ 目白ルーム スタッフ

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