発達支援つむぎ 目白「ホンモノの経験を。お寺で座禅体験」
2023.08.30
#発達支援
発達支援つむぎ 目白ルームでは日課、基本活動として座禅と雑巾がけを行っています。ホンモノの体験をするために、同じ地域、東京都豊島区にある「臨済宗 妙心寺派 萬年山 勝林寺」様のご協力をいただき、「お寺で座禅体験」を実施しました。今回はその様子をお伝えしたいと思います。
近隣の駅に集合し、徒歩でお寺まで向かいます。暑い中、初めての道にドキドキしながら20分かけて歩きました。途中疲れてしまうこともありましたが、休憩しながら歩ききりました。また、歩いていく途中にたくさんのお墓を見つけ興味津々。「お墓ってなに?」と質問したり、スタッフや保護者の方の説明を聞いたりしながら歩きました。 お寺についたら住職にあいさつをして、控室でスタッフの話を聞きます。準備ができるまでの間、控室の中にある井戸を発見しました。井戸を初めてみる子どもたち。井戸から水を出しながらその様子にも興味津々でした。
準備が整ったら、お堂に移動します。初めて見るお堂や仏像にびっくりしたり、緊張したりする様子も見られました。いつもとは違う雰囲気に座布団に座れない、どうしていいかわからない子どももいましたが、住職から「動きたくなったらおなかの真ん中に気持ちを落としてみよう」と説明をいただき子どもたちもおなかを覗きながら頑張って取り組むことができていました。
住職の終わりの合図で目を開けます。住職のご厚意で休憩時間はお堂の中を見て回れることになりました。木魚や拍子木、大きなおりんなど見たことのない仏具や仏像など気になるものがたくさんありました。住職と一緒に叩かせてもらったり、「なんで昔からお寺はあるの」と質問したりして、ゆったりとした時間を過ごしました。合間に動いてもよい時間を設けていただくことで座禅に計3回も取り組むことができました。
座禅が終わった後は、寺の庭を見せていただきました。大きな鉢に蓮があり、大きな葉や水から生えていることにも驚いていました。住職に「これは何?」と質問したり、「ここに蛙がいたんだよ」と教えてもらうと一生懸命探したりしていました。
今回のお寺で座禅体験は初めてのこと尽くしで、子どもたちは終始ドキドキしながら過ごしました。それでも初めての体験に興味津々、目を輝かせていました。保護者の方からも「今度は家族と一緒に経験してみたい。」「自分の子どもがこんなに座っていられるとは思いませんでした。」などのご感想もいただきました。
つむぎ目白ルームでは、引き続きホンモノの体験を通して子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。また、地域との関わりも大切にしていきたいと思います。 最後にはなりましたが、ご協力いただきました「臨済宗妙心寺派萬年山勝林寺」様、本当にありがとうございました。
文:発達支援つむぎ 目白ルーム
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