発達支援つむぎ 目白「2023年 目白ルームの夏」

2023.09.27

#発達支援

この夏、発達支援つむぎ 目白ルームでは「ドジョウのつかみ取り」「夏野菜カレー作り」を行いました。その様子をお伝えします。

一つ目、「ドジョウのつかみ取り」です。ドジョウを捕まえる前にまず、室内で「ドジョウを捕まえて焼いて食べる」ということを写真を見せながら説明します。普段触れることの少ないどじょうに「よくわからない」という表情の子や、写真を見ただけで「食べないよ」と宣言する子もいました。

水着に着替えたら、大きなビニールプールにドジョウを放し、ドジョウを捕まえに行きます。プールの中を泳ぐドジョウをみて「きゃー」と悲鳴をあげる子、興味深そうにのぞく子、気にせずプールに入り遊ぶ子など、様々な反応がありました。実際にドジョウを触って「ぬるぬるする」と驚いたり、頭としっぽをつかんで引っ張って反応を確かめたり、もちろん触れずに逃げる子もいました。スタッフが手でつかんで差し出すと、恐る恐るではありますがつかむことのできる子もいました。

ドジョウをトングでつかむ子どもたち

今日食べる分のドジョウを捕まえたら、室内に戻って早速調理します。まずは水道でドジョウを洗います。ドジョウを洗ったらみりんをかけてドジョウを眠らせます。ドジョウにみりんをかけると、ドジョウが激しく動き回ります。その様子を見て子どもたちはびっくりしていました。それでも少しずつおとなしくなってくる様子に興味津々です。片栗粉をまぶしてホットプレートで焼いたら早速実食です。恐る恐るではありますが、みんなドジョウを口に運び、ほとんどの子どもたちがドジョウを食べることができました。

焼いたドジョウを見つめる子ども

二つ目の活動は「夏野菜カレー」です。以前ブログでもお知らせしたとおり、つむぎ 目白ルームではプランターで野菜を育てています。その子どもたちが育てた野菜を収穫して夏野菜カレーを作りました。

まずは収穫から行います。収穫できた作物は「人参」「ジャガイモ」「オクラ」「ナス」です。思った通りに収穫できた作物もあれば小さな作物もありましたが、収穫できた野菜を喜んでいました。

発達支援つむぎ 目白「2023年度つむぎ 目白ルームの食育スタート !」

ジャガイモを掘る子どもたち

収穫が終わったら、調理を始めます。子どもたちはジブンたちで役割分担をして野菜を切っていきます。初めて包丁などの調理器具を使う子もいましたが、年長児がお手本になってくれました。カレーを作っている間が待ちきれないのかお鍋に近づき覗き込む様子も見られました。カレーのおいしい匂いが部屋に漂ってくると、「おいしそう!」「早く食べたい!」と待ちきれない様子です。

鍋を覗き込む子どもたち

カレーが出来上がったら、ジブンで食べる分はジブンで配膳します。配膳が終わったら、さっそく食べてみます。ジブンで作ったカレーだからでしょうか、お代わりをしたり保護者に渡したり、多めに作ったカレーはすっかりなくなってしまいました。

普段魚は食べない、野菜は食べないなどの偏食傾向がある子どもたちも「ジブンで作った」「ジブンで育てた」「捕まえた」という気持ちからなのか、ドジョウや夏野菜カレーを口にしていて保護者の方も驚かれていました。これを機会に、食への興味の幅が広がったり、命をいただくこと、食の循環などにジブンの世界が広がっていくきっかけになればいいと思います。つむぎ 目白ルームでは今年度、まだまだいろいろな企画を予定しています。子どもたちのどんな成長が見られるのか楽しみです。

文:発達支援つむぎ 目白ルームスタッフ

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