発達支援つむぎ 目白「魚を捌いて焼いて食べてみよう」
2023.11.01
#発達支援
今回のブログでは発達支援つむぎ 目白ルームの魚企画第2弾をご紹介します。
前回のブログで、食育の一環としてドジョウのつかみ取りを行い、捌かずにそのまま食べるということを経験しました。
今回はサンマを包丁で捌いて実際に食べてみる様子をお伝えしたいと思います。
まずは魚をジブンたちで触って、形や、大きさ、色や、匂いなどを実際に触ってたしかめてみます。触ってみて「ぬるぬるする」「持てない」「口の形が三角」などいろいろな感想が聞かれました。また、口を開いて中をのぞいたり、魚の目をつついてみたり、ひれを持ち上げてみたり普段見ることのできない魚を隅々まで観察しました。
魚の観察が終わったら、実際に捌いてみます。まずは頭を切り落とします。ひれの下に包丁を当てて、ぐっと力を入れます。頭が落ちたら、中から血が出てきます。血が出てきて驚いてしまう子や、興味津々に触ってみる子、「これ何?」と聞いてくる子もいました。「これは血だよ。みんなも怪我したら出てくるよ」と説明されて、頷いて聞いている姿もありました。
頭を落とし、腹を開いて内臓を取り出し、中を水で洗います。腹を開くと頭を落とした時よりもたくさんの血が出てきます。血と一緒に内臓も一緒に取り出します。出てきた内臓にも子どもたちはいろいろな反応をします。触ることができない子どもたちもスタッフが捌く様子を見ていました。
魚をさばいたら、今度は焼いてみます。自分で塩を振りかけて味をつけます。子どもたちはどのくらい塩を振ればいいのか、初めての経験のためわからない子もいました。1か所にたくさんかけてしまう子やほとんど振りかけられない子もいましたが、これも経験です。塩をかけたらホットプレートで焼いてみます。ホットプレートからする音や匂いに気づくこどももいました。「いい匂い」や「変なにおい」など感想も様々です。
焼きあがったら、実食です。一人で魚を食べることが初めての子もたくさんいました。まずは魚を食べやすくほぐしていきます。すると中骨が見えました。中骨に子供たちは興味津々です。特に中骨がするすると取れるとうれしくなった様で、友達やスタッフに見せてくれました。
魚を食べた感想も様々で、「おいしかった」「しょっぱい」など様々ありましたが、ほとんどの子が魚を口にすることができました。
今後もいろいろな食育活動を通して、いろいろな食材に興味を持ち、「食べる」ことから「生きる力」につながっていく経験ができるように様々な取り組みをしてまいります。
文:発達支援つむぎ 目白ルームスタッフ
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