発達支援つむぎ 目白「うどん作り」

2024.02.28

#発達支援

発達支援つむぎ 目白ルームでは、今年も毎年恒例となりました「うどん作り」を行いました。毎年うどん作りは子どもたちも楽しみにしており、普段と違う友だちとの関りや、やり取りが生まれる活動でもあります。そんなうどん作りの様子をお伝えしたいと思います。

うどん作りの絵本を読み作り方を確認したら、さっそく始まりです。

まずは、薄力粉と強力粉、塩水を混ぜ合わせてうどん団子を作ります。二人で一つのボールを使って協力して混ぜ合わせていきます。サラサラの小麦粉に水が混ざると、手につく感触が変わっていきます。手につく感触が苦手な子はペアの友だちに「やって」とお願いしたり、二人ともうどん団子を作りたくて「代わって」と伝えたり、動いてしまうボールを「押さえて」と声をかけたりしながら、協力してうどん団子を作りました。

うどん団子が作れたら生地を袋に入れて足で踏みます。回数を決めて交代するため友だちの代わりに数を数えながら行いました。足で生地を踏みしめる感覚は手で触るものとは、一味違うので子どもたちは楽しそうに踏んでいました。

水と小麦粉を混ぜる様子

生地を踏んだらもう一度丸めて、麺棒で伸ばしていきます。うどん団子は手につく感触があるため触れなかった子どももここからは積極的に取り組み始めます。初めて麺棒を使う子は力のかけ方わからず麺棒をかけてもなかなか伸びず悪戦苦闘していました。「立ってやってみたら」という職員のアドバイスや、友だちの様子を見ることで、麺棒の転がし方を工夫することができ、みんなが生地を薄く延ばすことができました。

麺棒で生地を延ばす子ども

平らに伸びたらスキッパーで生地をうどんの形にカットしていきます。両手動作が苦手な子も「うどんを食べる」モチベーションからか、両手で真剣にうどんをカットすることができました。年齢にもよりますが、うどんをカットするだけではなく型抜きをしてみたり、「へびうどん」を作ってみたりいろいろな形につくり感触を楽しんでいました。

生地を切る様子

うどんのカットが終わったら、うどんを茹でていきます。年長児が代表してみんなのうどんを鍋に入れていきます。お湯がはねないように慎重にお湯に入れていきます。

茹で上がるまでに、食べる準備をします。冷たいうどんか、温かいうどんかを決めているグループや、うどん屋さんを開店するために保護者の方に注文を聞きに行くグループなど、色々な過ごし方をしていました。

うどんを茹でる子ども

うどんが茹で上がったら、いよいよ食べてみます。偏食傾向がある子でも口に入れてみたり、おかわりを何回もする子、保護者の方に自分の作ったうどんを一生懸命に説明する子など、「ジブンで作った」うどんを思い思いに楽しんでいました。

自分たちが慣れ親しんだ食べ物を作ってみることで、匂いや感触など五感、工程や使う道具など普段関わらない調理、作る上で友だちと協力することの楽しさなど、色々なものに触れることができました。

これからもつむぎ 目白ルームでは、一つ一つ経験を積み重ねながら、成長していくことができればいいと思います。

文:発達支援つむぎ 目白ルームスタッフ

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