発達支援つむぎ 目白「魚を加工してみよう」

2024.03.27

#発達支援

発達支援つむぎ 目白ルーム2023年度最後の魚企画は「ちくわを作って食べてみよう」です。

2023年度の食育の一環として3回魚に触れる機会を設けました。1回目は「ドジョウのつかみ取り」、2回目は「魚を捌いて食べてみよう」、そして今回の3回目という流れで、普段の食卓にある「ちくわ」という食べ物がどのように作られているのか、体験してみることとなりました。その様子をお伝えしたいと思います。

今回捌く魚は、イワシです。頭を切り落とし、腹の部分に包丁で切れ込みを入れたら、あとは手を使って捌いていきます。その次は、内臓を取り出しボールで身を洗い、魚を開き、骨や皮も手で取り外していきます。

スタッフの手本を見て自分たちでやってみますが、必要であれば手伝ってもらいます。魚の油で滑ってしまったり、力のコントロールができず崩れてしまったりしますが、あきらめずに取り組みます。魚が怖くて触れない子も、スタッフが代わりに捌いている様子を見て体験することができました。

魚を手でさばく子ども

次は魚をすりつぶしていきます。すり鉢は抑えないと動いてしまい上手くつぶせない様子をみて、すり棒を持っていない子がすり鉢を抑えてくれました。子どもたちが分担して卵や片栗粉、塩を入れて種を作っていきます。

すり鉢で魚をすりつぶす子どもと、すり鉢を押さえる子どもたち

種ができたら串に巻いてちくわの形にしていきます。ラップを使ってそっと巻いて形を整えます。

ちくわの形が整ったら、ホットプレートで焼いていきます。年長児や年中児はトングを使ってジブンで焼いていきます。細い串をつかむことが難しく何度も挑戦していました。

ちくわをホットプレートで焼く子ども

ちくわが焼けたら串から外して、食べてみます。食べることに興味のある子はどんどん食べ進め、魚が苦手な子は少しずつ口に入れて食感を確認していました。全く食べることができない子も、友だちや保護者の方が口に入れている様子を見て一緒に口を開けてジブンなりのチャレンジをしていました。

自分たちで作ったちくわを食べる子どもたち

調理活動は変化が目に見えることや食べることへのモチベーションから、子どもたちの関わり合いや協力が活発になる活動です。その中で魚をいろいろな形態で調理してきました。生き物への感謝の気持ちやジブンの口に入るものがどうやって調理されるものか感じることができていると思います。

また、「ジブンで」というのがチャレンジするモチベーションになっているように子どもたちを見て感じています。ジブンでチャレンジして様々な体験から色々な経験を積み重ねていってほしいと思います。

文:発達支援つむぎ 目白ルームスタッフ

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