発達支援つむぎ 目白「ホンモノの経験を!今年もお寺に行ってきました」

2024.07.31

#発達支援

発達支援つむぎ 目白ルームでは日課活動である座禅を日々の支援に取り入れています。

つむぎ 目白ルームがある豊島区内の「臨済宗 妙心寺派 萬年山 勝林寺」で、住職に直接ご指導いただきながら座禅体験を実施しました。勝林寺での座禅体験にお伺いするのは昨年に引き続き2回目になります。その様子をお伝えします。

今年も集合場所の巣鴨駅から寺まで徒歩で約25分の道のりをみんなで歩きます。寺までの道にはアーケード街があり、初めて巣鴨に来た子どもたちは色々な店が気になります。かき氷の食品サンプルが展示されている店の前を通ると、早速食べたい味を選び始めたり、旅行パンフレットを見ながらジブンの興味がある場所をスタッフに教えてくれたりしました。東京都交通局 巣鴨自動車営業所の前を通りかかると、たくさんのバスに大興奮でした。

商店街の楽しい道を通り抜けると、子どもたちはしりとりをしたり、自分の好きなことを友だちに教えていあげていたりしました。

寺に到着すると、控室で今日の活動の説明をします。説明を聞いたらさっそく、お堂の中へ移動します。緊張しながらお堂に入りって入っていきます。

住職にみんなでご挨拶して、用意していただいた座布団に座ります。そこで、住職から座禅のやり方について説明を受けます。足の組み方や、手の置き方、目をつぶると眠くなるから目の前の仏様をみるなど、早速実践してみます。始まりと終わりの拍子木の音を確認したら、座禅の始まりです。

お堂の中の様子

いつもと違う雰囲気で始まった座禅に、緊張感をもって座禅に取り組む子や、どうしていいか戸惑ってしまう子など反応も様々でしたが一人ひとりのペースで取り組みました。休憩をはさみながら計2回の座禅を行い、休憩中はお堂の中を歩いたり、仏具を見せていただいたりしながら過ごしました。

座禅を行う子どもたち

2回目の座禅が終わると、住職のご厚意で拍子木や木魚を実際に叩かせていただけることになりました。入室時から気になって仕方がなかった仏具を触らせてもらえると思うと気持ちが逸ります。我先にと気持ちが前のめりになってしまい、みんなが一斉に集合してしまいました。住職から「順番だよ」と声をかけられると、一列になって順番を待ちます。そのうち、一人で何度も叩きたくなる子がいたり、早まる気持ちがでてきて待ちきれないこともありましたが、スタッフに声をかけられて気が付き、それぞれ触らせていただくことができました。最後は、みんなで住職に「ありがとうございました」とお礼を伝えることができました。

拍子木を叩かせてもらう子ども
木魚を叩いてみる子ども

座禅体験後の子どもたちは、以前より積極的に取り組む姿が見られており、「長い時間座れた」「ジブンは頑張った」という自信に繋がっています。また、座禅の前にどういう風に取り組めばいいかと質問すると、自信をもってスタッフに答えてくれる様子も見られています。

ホンモノの体験が子どもたちの姿や成長に繋がっているとスタッフも保護者の方も実感した貴重な時間となりました。

今後も、ホンモノの経験を積み重ねながら子供たちの成長を見守っていきたいと思います。

最後にはなりましたが、臨済宗 妙心寺派 萬年山 勝林寺様にはご協力いただき、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

文:発達支援つむぎ 目白ルームスタッフ

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