発達支援つむぎ 府中「おにぎりとキャベツの胡麻和え作り」

2024.05.27

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 府中ルームです。初夏の爽やかな風が心地よい季節になりました。今年度初、4月の食育活動の様子をお伝えします。

今回は、どろんこ米を使用したおにぎりと、キャベツの胡麻和えを作りました。

まず、冷蔵庫から調味料を持って来ることから始めました。必要な調味料を伝えると「わかった!」とすぐに冷蔵庫へ行き、探したり友達に「これだよ」と教えたりして、協力して探す様子がみられました。

また探している最中に忘れてしまうと「忘れちゃった!なんだっけ?」と自ら聞きに戻る姿がみられ、困った時、忘れた時にどうしたら良いのか、自ら聞いて確認する良い機会にもなりました。

最初はキャベツの胡麻和えづくりです。春のキャベツは柔らかいため、一口サイズになるように手でちぎります。隣の友達に「これくらいの大きさだよ!」とちぎったキャベツを見せている子がいて、相手に伝えるやりとりが自然と生まれていました。

キャベツは電子レンジで温めます。何度も電子レンジを使ったことがある子は、友達と一緒にボタンを押していました。家で電子レンジを触ったことがない子は友達が何をしているのか興味があり、近づいて注目していました。自分の順番になると恐る恐るレンジにキャベツを入れ、ボタンを押して加熱する様子を見ていました。

胡麻はすり鉢で擂ります。香りが漂ってくると「いいにおい!」と近づいて香りを楽しみながら擂っていました。

ごまと醤油と砂糖を混ぜて、キャベツを合わせると完成です。「早く食べたい!」という声が聞こえてきて食欲が増進したようです。

すり鉢で胡麻をする子ども
すり胡麻とキャベツを混ぜる様子

次に、おにぎり作りです。普段よく見るおにぎりですが、初めて作る子がとても多くいました。

茶碗にラップを敷き、食べられる分の米を入れます。塩を振ってラップで巻きます。丸や三角の形になるように握り自分の好きな形にします。握っている最中に手についた米粒をつまみ食いしながら作ることも楽しみの一つです。

完成したおにぎりは自分で作った紙パックの弁当箱に入れて公園に出発です。キャベツの胡麻和えはお皿に食べられる分だけ入れて、シートを敷いてみんなとお母さんたちと青空の下でいただきました。

自作の紙パックに入れたおにぎり
作ったお弁当を公園で食べる子どもたち

普段、塩おにぎりを食べない子がもりもり食べている様子を見たお母さんは「おいしいね。塩おにぎり食べられてよかったね。」と喜んでいました。また、「つむぎで作った翌日に塩おにぎりを作りました」という声を聞くことができました。

キャベツを食べたことがない子も自分で作って工程を知ることで、挑戦して一口食べている子や完食している子がいました。「すごい!食べたの?」とお母さんに褒められて嬉しそうにしている様子が見られ、食べられるメニューが増える機会になったと思います。

今年度も引き続き、子どもたちがつむぎの畑で収穫した野菜などを使用して豊かな食育活動をしていこうと思います。

文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ

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