発達支援つむぎ 宮下「季節の自然物で染めもの体験」

2021.11.26

#発達支援

発達支援つむぎ 宮下ルームでは、今年度2回目の体験学習「季節の自然物で染めもの体験」を行いました。 「ものづくりへの興味から創造性を高めること」、「身近な自然物で染めることができる発見や色の変化を楽しむこと」をねらいとして企画しました。

染液の材料は、どんぐりと柿の枝、玉ねぎの皮を使用しました。どんぐりは、散歩で子どもたちと拾ったものです。染め物自体が初めての子が多く、工程の説明からじっくり話を聞く姿がありました。

まず、どんぐりと柿の枝を合わせたものと、玉ねぎの皮を 煮出して2種類の染液を作ります。「オレンジになってきた」と色の変化や「ふしぎなにおいがする」などと子どもたちは興味を持って煮出す様子を観察しました。煮出している間に、模様付けを行う準備として、生地に石と割り箸を輪ゴムで縛ります。ゴムをねじってひっかけるという手先操作は、大人と一緒に行いましたが、自分でやってみようとする姿も見受けられました。

輪ゴムで縛る作業

次に、模様付けをするために準備した生地を、煮出した染液に浸します。「僕もやりたい!」と順番にトングを使用して、まんべんなく染まるように揺らす動作を真剣に行う様子が見られました。

トングで染め物を浸す子ども

玉ねぎは鮮やかな黄色に、どんぐりと柿の葉は薄い自然な茶色になりました。さらに、色を定着する媒染という作業を行った後、再度染液に浸けて濃く染めます。

玉ねぎで染めたもの
どんぐりで染めたもの

染めた生地から石と割り箸をはずし、水でよく洗ったら完成です。染めた生地は、保護者の方にもお見せできるように室内に吊るしました。保護者の方に、「よくできたね」と声をかけられると、嬉しそうな子どもたちでした。

染めたもの

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。次回の体験学習は、「芋ほりと焼き芋体験」です。お楽しみに。

文:発達支援つむぎ 宮下ルーム職員

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