発達支援つむぎ 宮下「芋ほりと焼き芋体験で秋を楽しむ」
2021.12.24
#発達支援
発達支援つむぎ 宮下ルームでは、今年度3回目の体験学習として「芋ほりと焼き芋体験」 を行いました。「土やさつま芋、自然物に触れながら収穫する楽しさを味わう」「採れたてのさつま芋を自分の手で焼いて食べて、自然の恵みを感じる」をねらいとして企画しました。
雲も風もない気持ちの良い青空の下、活動を行いました。畑ではまず、絵本「さつまのおいも」を見て芋ほりについてのお話を聞きます。
お話が終わるといよいよ芋ほりの始まりです。絵本の中の芋たちは、引っこ抜かれないようにと、土の中から歯を食いしばってつるを引っ張っていました。そんな姿を思い出し、子どもたちも負けじと足腰を踏ん張りながら、絵本に出てきた「うんしょ!とこしょ!」の掛け声で、芋のつるを一生懸命引っ張ります。
大きな芋は、つるを引っ張ってもなかなか抜けません。「どうしたらいいかな」と子どもたちは掘り方を一生懸命考えます。芋を傷つけないように、芋の周りの土を手で優しくよけたり、普段関わる機会が少ない子ども同士で協力し合ったりなど、工夫して芋を掘る子どもたちの姿が見られました。
掘れたものがこちらです。「えんぴつみたい!」「ヘビに似てる!」と、様々な形をした芋に、子どもたちの言葉の表現が広がります。
たくさんの芋が掘れた後は、お楽しみの焼き芋です。今回の体験学習は、年少の子どもたちも参加できるよう、安全性に考慮し、たき火ではなく、炭消し壷を使用しました 。炭消し壷とは、使用後の炭を素早く安全に消化することのできる道具です。炭の余熱効果を利用し、焼き芋を行いました。
掘った芋を新聞紙で包み、水に濡らしてから、アルミホイルでもう一度包みます。水に濡らすことで蒸し焼きの状態になり、しっとりと焼き上がります。上手に包み終わったら炭消し壺の中へ。消し炭の入った炭消し壷は外から触るとじんわりと温かく感じます。
「やきいもグーチーパー」の手遊び歌をしながら待つこと数分、焼き芋が出来上がりました。焼きあがった芋は甘くてほくほく。自分たちの手で芋を掘り、その場で焼き芋にして食べることで、普段食への興味が薄い子どもも、芋を口に運ぶ手が止まらずたくさん食べていました。
帰りは、お母さんお父さんに渡すためのお土産の芋を、袋いっぱいに詰めて持ち帰りました。今回の体験学習では、子どもたちは皆、焼き芋を食べ、食欲の秋となりました。皆さんは、今年の秋をどう過ごされましたか。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。次回のブログもお楽しみに。
文:発達支援つむぎ 宮下ルーム職員
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