発達支援つむぎ 宮下「第4回体験学習~木材を使ったDIY~」

2022.03.23

#発達支援

発達支援つむぎ 宮下ルームでは、2月26日に今年度最後の体験学習を行いました。

今回の内容は、普段使う機会の少ない工具を使って時計作りと、木材パーツを組み合わせたマスコット作りです。工具のパワフルさを実体験し、ぬくもりある天然素材を使い、一から作り上げる楽しさを感じることを目的として行いました。

予約受付開始日には、予約の電話が鳴り、すぐに定員となりました。

活動の日、つむぎのお部屋に入った子どもたちは、いつもとは違う雰囲気にドキドキ・ソワソワしていました。

最初は好きな形の板を選び、板の真ん中に電動ドリルで穴をあけます。ドリルを使う子どもたちの顔はみるみる真剣になります。子どもたちのなかには、音や振動が怖くて、「やらない!先生の後ろで見る」と、先生の後ろから、穴があく様子をじっくり見る子もいました。最初は怖がっていた子どもたちも「きれいに穴があいた!」と穴の向こう側の景色みて、ニッコリ笑顔になりました。

ドリルを使って穴をあける子ども

穴をあけた後は、ペンキで色を塗ります。筆や刷毛で塗った後にスポンジで仕上げをすると、ペンキが均一になり、乾く時間も短縮できるのでおすすめです。ペンキが乾くまでの時間に、木材のパーツでマスコット作りを行います。長さや形の異なるパーツを組み合わせて、あおむし・ヨット・恐竜・線路の遮断機など好きな形を表現します。

マスコット作りでも、温めて接着剤が出てくるグルーガンを使いました。「にゅるっ」と接着剤が出る様子や、すぐに木材同士がくっつく様子を見て「もう一個つくりたい」と夢中で取り組んでいました。

グルーガンを使う職員と眺める子ども

ペンキが乾いた後は、数字を書いたり、枝やタイル・貝殻・石などの素材でデコレーションを行います。立体的な貝殻や枝を、どうやったらきれいに貼り付けられか、何度も向きを変えながら行います。このように、素材の大きさや形に合わせ、ボンドの量や素材の向きを調整することは、物の大きさや形をじっくりみて、考える力が育っている姿になります。

素材の貼り付けが終わり、最後に、時計キットの取り付を行います。細かいパーツを落とさないように、箱の中で取り付け作業をします。板と時計をしっかりと固定をしたら完成です。数字の目盛りを枝で表現した時計や、貝殻や石を使った自然物いっぱいの時計など、個性あふれる10個の時計が完成しました。

子どもたちが作った時計
子どもたちが作った時計

今回の企画は、感染対策により、親子ではなく子どものみ参加の体験学習となりました。しかし、お家に持ち帰ってから、数字を書いてアレンジしてみたり、時計キットをお店で購入して2個目を作ったりと、さっそく親子で楽しんでいただけてうれしい気持ちでいっぱいです。

来年度も楽しい体験学習の企画をご用意し、ブログでもご紹介いたしますので、是非ご覧ください。

文:発達支援つむぎ 宮下ルーム職員

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