発達支援つむぎ 宮下「牛乳パックのお家に種を蒔こう」

2022.07.22

#発達支援

発達支援つむぎ 宮下ルームをマンスリー利用する子どもたちと宮下どろんこ保育園の園児が、育てている朝顔と紫蘇について紹介します。

5月下旬に朝顔と紫蘇の種まきを行いました。今回は、一人ひとり牛乳パックで作った鉢で育てます。

種まきをする前に自分の鉢がどれか分かるように、牛乳パックに絵を描く時間をとりました。「朝顔さんと紫蘇さんはどんなお家に住みたいかな?」と質問をすると「私はかわいいリボンのお家にしたい」「僕はロケットにもなるお家にする」とイメージを共有しながら、活動を楽しむ様子がありました。

牛乳パックに絵を描く子どもたち

鉢を作り終えた後は、朝顔と紫蘇のことや、種まきの話をみんなで聞きます。「朝顔と紫蘇の種ってこんな形なんだ」「硬いのかな?柔らかいのかな?触ってみよう」と面白いことや不思議に感じたことに、興味関心を持ちながら、種の観察をしました。

種の観察

話が終わると、それぞれ鉢とスコップを持って園庭にある畑に集合です。 畑の土ともみ殻をまぜ、鉢に入れます。「これくらいでいいかな?」「次は種をもらいにいこう」指示を待つのではなく自分たちで考えて、動きます。

土を入れる子どもたち

残った種はプランターに植えました。「あっちまで運ぼうよ」「2人じゃ運べないから誰か持って」みんなで力を合わせて運びます。「築山の前から行った方が近いよ」どうすれば、はやく運べるのか相談しあう会話が聞こえてきました。

プランターを運ぶ子どもたち

種まきの後は、水やりをしました。「僕もやりたい!どのくらいあげたらいいかな?」「いっぱいあげたら水が溢れちゃうよ」とそれぞれの思いや考えを言葉で伝え合う様子がみられました。「これくらいなら運べるかな」と自分が運べる水の量を考えることもできました。

水やりをする子どもたち

「みんなが毎日お水やお茶を飲むように、朝顔と紫蘇も毎日お水を飲まないと元気がなくなってしまうよ」「土が乾いているときが、喉が乾いているサインだよ」と伝えると「先生、これは乾いている?」と実際に土を触りながら確認する姿がみられました。「あっちのお花の土も乾いているからあげようよ」と園庭に咲いている植物にも視野を広げ、水まきを行いました。

9月には朝顔の花、紫蘇の葉を使って、染め物を行う予定です。「お家に赤ちゃんがいるからタオルを染めたいな」「青と紫の朝顔混ぜたら何色になるかな?」子どもたちの「やってみたい」と思う気持ちを活動につなげていけるよう、子どもたちと大切に育てていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 宮下ルーム 職員

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