発達支援つむぎ 宮下「親子アート体験!」
2022.08.26
#発達支援
発達支援つむぎ 宮下ルームでは、7月の体験学習として「親子アート体験」を行いました。
前半は、アクリル絵の具を使った「フルイドアート」体験。後半は、絵の具・段ボール・ポリ袋などの素材を使った「表現遊び」と二本立てです。
「フルイドアート」とは、アクリル絵の具やオイル等を混ぜてキャンバスに流し、色の流れを楽しむアート技法です。まずは、好きな色を3色選びます。自分の好きな色を選択し、「海みたいにしたい」「マグマみたいにしたい」など連想するイメージに合う色を選択する姿が見られました。
絵の具の色を選択したら、次に絵の具・洗濯のり・オイルを計量し、混ぜ合わせます。「あと2グラム足りないね」「僕10グラム知っているよ!」と数に興味を持ち、親子で相談しながら計量を行いました。
絵の具を入れる際は、絵の具を出すのに力加減の調節も必要になってきます。
それぞれ試行錯誤しながら真剣に取り組む姿が見られました。
全ての材料を混ぜ合わせたら、カップに各色の絵の具を注ぎ、キャンバスに流し込みます。親子でしっかりキャンバスを支え、全体に絵の具が行き渡るように左右にキャンバスをゆっくり傾けます。
色が広がり、混ざり合いながら変化していく様子を見て「本当に海みたいだよ!」「どんな色になるかな?」と 目を輝かせて取り組んでいました。
キャンバス全体に絵の具を流し込み、乾かしたら完成です。
色の選択、色を混ぜ合わせるタイミング、キャンバスへの流し方、一つ違えばどれも全く違うたった一つの作品になります。完成した作品を並べると、子ども同士で「ここが宇宙みたい」「燃えているみたいだね」など絵のイメージを言葉にし、対話する姿が見られました。
「フルイドアート」が完成した後は、表現ゾーンを親子で周りました。
「絵の具ゾーン」では赤・青・黄の3色を用意しました。筆を使わず長い模造紙に直接手で描いたり、スポイトを使って絵の具を垂らし、雨や雷などを表現する姿が見られました。3色の絵の具から様々な色が出来上がり、全身で表現遊びを楽しむ姿が見られました。
「段ボールゾーン」では、ポリ袋・スズランテープ・緩衝材などの素材を組み合わせ、親子で家や迷路などを作りました。完成すると、それを使って忍者ごっこ等の遊びを楽しむ姿が見られました。
今回の体験学習を通して、一人では思いつかないようなことも、様々な大人・子どもが関わりあうことで、真似をしたいやってみたいという気持ちが育まれ、新しい表現に繋がり、遊びが発展していく姿が見られました。
今後も、子どもだけでなく、親子での体験学習も企画したいと思います。
文:発達支援つむぎ 宮下ルーム職員
発達支援つむぎ 宮下ルーム施設情報を見る