発達支援つむぎ 宮下「2022年~子どもが主役の運動会~」
2022.11.25
#発達支援
10月8日(土)、発達支援つむぎ 宮下ルーム・宮下どろんこ保育園では、5回目の運動会を開催しました。前日まで降り続いていた雨が止み、広い園庭で、のびのびと運動会を行うことができました。
コロナ渦で、保護者が観覧するのは2年ぶりとなります。いつもと違う雰囲気に泣いてしまう子もいるかな、と思っていましたが、親子で行事に参加できることに喜び、共に楽しんでいる姿が見られました。
宮下では、「子どもが主役の運動会とは」、「みんなが楽しんで取り組める運動会とは」と毎年職員で話し合いながら競技を決めます。今年は、子どもも話し合いに参加しようと「子ども会議」を行いました。3、4、5歳児クラスでは、どんな事を行いたいか、どんな事をお父さん、お母さんに見せたいかを話し合いました。
3歳児クラスでは「長縄がやりたい」「ボーリングも楽しそう」など、日々の保育で行っている中で、自分たちが好きな遊びをたくさん挙げてくれました。4歳児クラスでは「力持ち競争」「恐竜のたまごの奪い合い」など、ストーリー性のある遊びが挙がりました。また、5歳児クラスでは「影あそび」「魚釣りで勝負がしたい」など、まだ行っていない新しい遊びを考えてくれました。
〇〇ちゃん・くんは〇〇の競技に参加する、のではなく、競技の参加形態を自由型、選択型にする事で「自分で考えて」「意欲をもって」を引き出します。
毎年、宮下では、運動サーキットを行っています。運動サーキットでは、鉄棒、跳び箱、平均台などの日々の保育で行っている体育遊びに、今年は子どもたちの「やりたい」を取り入れ、縄跳び、フラフープも仲間入りしたサーキットになりました。
また、自由参加型の恐竜のたまごは、玉入れをテーマに、4歳児クラスが挙げた恐竜のたまごの奪い合いを盛り込みました。いたずらな恐竜が宮下の園庭に来て、箱いっぱいに入っていたたまごをばらまいてしまいます。ばらまかれたたまごを色ごとに集める競技です。この競技では、競う事だけではなく、「協力する」「助けあう」姿を見ることができました。
今回の運動会の行事を通して
- 今年こんな事ができるようになった、と成長を喜び合い、自信を持つ。
- 体を動かす楽しさを感じる。
- 競争やルール遊びの中で、ドキドキ・ハラハラ・ワクワク・悔しい・楽しい・憧れなどの気持ちの成長。
- 宮下のお兄さん、お姉さんをみて、やってみたい気持ちを高め、挑戦する力を育む。
- 頑張っているお友達を見て、応援することで、気持ちを共感する。
当日だけではなく、子ども会議では、自分の意見が通らないもどかしさに涙する子もおり、話し合いから真剣に取り組む姿が見られました。行事を通して身体だけではなく、心の成長も見られた運動会になったと思います。
文:発達支援つむぎ 宮下ルーム 職員
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