発達支援つむぎ 宮下「さつま芋掘り 秋の味覚を楽しもう」

2022.12.23

#発達支援

発達支援つむぎ 宮下ルームでは、11月5日(土) に今年度3回目の体験学習を行いました。今回は、富津市にあるスイートファームでさつま芋堀り・焼き芋作りを実施しました。昨年度はコロナ感染症対策として、子どもたちだけの参加でしたが、今年は親子で参加していただきました。

当日は畑の近くにある公園に集合です。友だちが集まったらはじまりの会をします。「今日は何をやるのかな」先生たちのお話を聞いて、イメージを膨らませます。「一緒に遊ぶのは初めて」の友だち同士で自己紹介をしたら出発です。

畑までの道のりはどんぐりの木の下を歩きます。「すごい!すごい!たくさんあるよ」「お芋掘りが終わったら拾おうね」芋掘りが終わってからの楽しみを作りながら歩きます。

畑に着くと、いよいよ芋堀りのスタートです。お母さんや友だちと力を合わせ、身体を動かします。

芋を掘り出す子どもたち

「あ、見えてきたよ」「お芋の頭かな?お尻かな?」芋を傷つけないように芋の形を確認しながら優しく堀ります。

「うんとこしょ、どっこいしょ」「抜けた!」「見て見て、三つ子だよ」「ひげが生えているからおじいちゃんみたいだね」1つの芋を一緒に観察しながら、互いが感じたことを言葉で伝え合う姿がありました。

芋を見せる子ども

芋掘りが終わったら次は焼き芋です。炭消し壺の中に入れて、じっくりと火を通します。活動前に、炭消し壺を使用する際の危険性や、やけどについての話を聞きました。「壺は中だけじゃなくて、外も熱いこと」を意識しながら、芋をそっと壺の中に入れ合う様子がありました。

芋を焼いている間は「芋スタンプ」を使ったメダル作りを行いました。「みんな一生懸命掘ったからお疲れ様メダルだね」と話しながら、模様をつけていきます。「みて、クマさんの形になったよ」と大小の芋を組み合わせながら、表現を楽しむ姿が見られました。

焼き芋を食べる子どもたち

メダル作りが終わった後は、焼きたての焼き芋を食べます。「ほくほくだね、こんなに甘いお芋初めてだね」と食を楽しみ合う親子の姿が多く見られました。保護者の方々から「普段家では食べないのに今日は美味しそうに食べていて、嬉しいです」とのお話があり、保護者や友だちと一緒に、自分で掘った芋をその場で食べる経験が、食の広がりにつながったのかなと感じました。子どもの「食べたい気持ち」を今後も大切にしていきたいと思います。

焼き芋をたべる親子

お腹いっぱいになった後は、どんぐり拾いをしながら公園まで帰ります。金色など色がついている「ラッキーどんぐり」を見つけながら、公園までの散歩も楽しみました。

さつま芋掘り、焼き芋作り、自然物探しを通して、参加者の方々とたくさんの秋を感じることができました。引き続き、自然に囲まれている宮下ルームのカラーを生かした活動を実施していきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 宮下ルーム職員

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