発達支援つむぎ 宮下「おうちの人へ年賀状を送ったよ」
2023.01.27
#発達支援
発達支援つむぎ 宮下ルームでは、12月の土曜日グループ活動にて、年賀はがきを買う体験と年賀状製作を行いました。
「おうちの人へ年賀状を送ろう」ということで、まずは年賀はがきをお店に買いに行きます。買い物体験を通して、社会性を学びます。
100円を持って出発します。道路を渡る時には自分の目で信号を確認し、右左を見てから渡ること、歩道の端を歩くなど交通ルールを守りながら歩きます。お店に入る前に、店員さんから無地の年賀状1枚を買うことを確認しました。お店に入ると、美味しそうな商品につい手が伸びそうになる子もいましたが、年賀状を買う目的を思い出してレジに並びます。店員さんの前に立つと緊張してしまう子は、スタッフが傍で見守りながら、お金を出しておつりをもらい、はがきを買うまでの流れを1人で行うことができました。
お店からは宮下川という川沿いを歩いて帰ります。「あっ、何か見えたよ!」「どこにいる?」「あれ、鯉じゃないかな」「あっちに鴨さんもいる!」と子どもたちは次々と生き物を発見していきます。「あの葉っぱ赤くなってるね」と季節の変化に気付いたり、夕暮れ時の空気の冷たさも感じたりしながら歩きます。「君津市って良いところだね」と改めて風景の感想を伝える子もいました。最後には皆で堤防の直進でかけっこをして、楽しい散歩となりました。
いよいよ年賀状製作です。年賀状は、お世話になった人へ送るものということを子どもたちは学び、製作をする道具の準備からはじめます。自分で鉛筆、のり、自分の住所の紙を選び、ケースにセットします。宛名書きから行い、郵便番号の数字を書いたり、おうちの人の名前を書ける子は平仮名で書きました。
次に、うさぎ年にちなんだ文面の製作を行います。ソフトパステルを3色選び、茶こしで削っていきます。子どもたちは削る操作が楽しい様子で、集中して行っていました。削ったパステルをうさぎの型内に指でこすり塗り、型を外すとパステルの色彩が素敵なうさぎが出来ました。うさぎの周りには、それぞれ好きなスタンプやシールをつけて完成です。
作った年賀状は、おうちの人へ無事届きますようにと子どもたちでポストへ投函しました。今後も、社会性を育む体験や子どもたちが自己表現できるような活動を行っていきたいと思います。
文:発達支援つむぎ 宮下ルーム職員
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