発達支援つむぎ 宮下「収穫した野菜でケチャップとピザパンを作ろう」
2023.09.22
#発達支援
発達支援つむぎ 宮下ルームでは、畑仕事から食育へつなげる活動を大切にしています。
畑の水やりや雑草取りを習慣として行い、子どもたちが自分たちで育てる意識が育まれていきました。子どもたちから、「トマト赤くなってきたよ」「赤ちゃんピーマンがいた」と野菜の変化に気づき、収穫を心待ちにする姿が見られました。
今回は、収穫したトマトとピーマンを使って、ケチャップとピザ作りの様子をご紹介します。
活動の前に、ケチャップ作りの工程を写真と文字で分かりやすく伝え、絵本の『ケチャップれっしゃ』(作・絵: ザ・キャビンカンパニー、鈴木出版)を読むと、「早く作って食べたい」と意欲が高まっていました。
まずは皮を剥いたトマトを袋の上から潰してペースト状にします。早く潰したくて力を入れて潰す子、感触を楽しみながらじっくり潰す子それぞれのやり方で行い、最後には「トマトジュースみたいになったよ」と見せ合う姿がありました。
次に、たまねぎおろしに挑戦です。刃の部分は触らないことと、力加減を伝えながら一緒にすりおろしました。「たまねぎ臭いよ」「いい匂いだよ」と言葉で伝え合いながら友だちと順番にすりおろすことができました。
つぶしたトマトとすりおろしたたまねぎに砂糖、塩、酢を加え混ぜます。
友だちが混ぜている時に「ぼくが押さえてあげるね」と鍋を支え、協力しながら行うことができました。
鍋に混ぜた材料を入れると、火にかけて煮込みます。「いい匂いがしてきたね」と煮詰める間じっくり混ぜる動作を保育者と一緒に行いました。
トマトを煮詰めている間、トッピングのピーマンを切ります。
出来たケチャップを丁寧に塗り、「ぼくはコーン嫌いだからのせない」「ピーマン食べたことないけど全部のせたい」とそれぞれ具を選び、ピザパンを完成させました。
オーブンで焼いた後、「ぼくピーマンはじめて食べる」と言って、苦手であったピーマンも1口ずつ食べすすめることができました。自分で作った達成感や、友だちと一緒に作る楽しさが食べられるきっかけになったのかもしれません。
今後も畑活動によって野菜への興味を育みながら、食育活動につなげ、子どもたちの生きる力の土台づくりを行っていきます。
文:発達支援つむぎ 宮下ルームスタッフ
発達支援つむぎ 宮下ルーム施設情報を見る