発達支援つむぎ 宮下「収穫した野菜で味噌汁を作ろう」
2024.01.26
#発達支援
発達支援つむぎ 宮下ルームでは、子どもたちが育てた野菜を収穫からクッキングまで行う食育活動を大切にしています。
今回は、グループ活動の中で収穫して、保存した野菜を使用して味噌汁作りに挑戦しました。
はじめに、収穫後に冷凍保存したカブ、ほうれん草、切り干し大根を見せて、「何の野菜だったかな?」と質問をします。
「大根?」「カブかな」「ほうれん草だよ」と育てた野菜を答える姿がありました。自分たちが種から育てた野菜のことはよく覚えている様子です。
冷蔵庫の氷を作る所に入れておくと、長く美味しい状態で食べられることを伝え、解凍後の野菜の感触を楽しみました。
いよいよ味噌汁作りです。
はじめに、かつお節の出汁を取ります。
子どもたちは、順番にかつお節を少しずつ鍋に入れていきます。グツグツ煮えてくると、「プチプチ泡が出てきた」「かつお節が踊ってるね」「色が変わってきた」とみんなでじっと鍋を見つめます。
煮ている間に野菜を切ります。包丁を使う際、注意が逸れてしまう子には、手元を見るよう言葉がけをしたり、力加減や持ち方を伝えながら援助しました。
「カブ柔らかくなったね」「よく切れてるよ」と切ることを楽しむ様子が見られました。
次に野菜を鍋に入れて煮込みます。野菜が柔らかくなったら、味噌を溶きます。
味噌を見ると、「舐めてみたい」と伝える子がいました。少しだけ味見をすると、しょっぱいと言った顔をしながらも、嬉しそうな表情でした。味噌を溶く際には、お玉を持つ役割、箸で溶く役割を順番に行い、協調性が見られました。
完成した味噌汁を食べると、「ぼくは、ほうれん草が好き」「温泉みたい」「ぽかぽかする」とそれぞれの感想を伝え合いました。
これからも自分たちで育てた野菜を調理する食育活動を通して、子どもたちの食への興味、関心を育てていきます。
文:発達支援つむぎ 宮下ルームスタッフ
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