発達支援つむぎ 宮下「きれいな水はどこからくるの?」

2024.06.28

#発達支援

発達支援つむぎ 宮下ルームでは、マンスリー利用の園児と併設の園児が一緒に、生活に欠かせない「水」の大切さを知るため、泥水のろ過体験を行いました。

蛇口をひねればきれいな水がいくらでも出てくる便利な世の中ですが、いったいどこから来るのでしょうか。

子どもたちにろ過の仕組みを説明する様子

最初に絵本を見ながら「みんなが使った汚れた水は、大きな工場に集められ、そこできれいにろ過された蛇口から出てくるんだよ」と話をすると、子どもたちは体を前に乗り出して静かに興味深く聞く姿が見られました。

みんなで「きれいな水が作れるのか小さな工場を作って実験してみよう」と語りかけると、子どもたちから「やりたい!」と次々に声が上がりました。

ペットボトルで作った簡易ろ過装置に水を入れる子ども

いつも園庭にある身近な小石、ガーゼや脱脂綿を順番通りにペットボトルに詰めていくと、簡易的なろ過装置の出来上がりです。順番を間違えてしまったり、どれくらいの量を入れたらいいのか分からない時には、友だち同士で教えあったり協力したりする姿が見られました。

そして、みんなの小さな工場の完成です。

泥水がろ過される様子を見つめる子ども

そっと泥水を入れていき少し待つと、少しずつ下から水が落ちてきました。一回できれいな水にろ過できた子もいれば、「さっきよりきれいな水になったけど、まだ白っぽいよ」と不思議な様子の子もいました。そうなのです、たった一回ではなかなかきれいにはなりません。

「何回もろ過を繰り返すことできれいな水が出来るんだね」「きれいな水が蛇口から出てくることはすごいことだよね」「大事に使っていこうね」と実験の結果から感じたことを共有しあいました。

ろ過装置に入れた砂利を触る子ども

これからも、実際に体験しながら子どもたちの学びや興味を深めていける活動を目指していきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 宮下ルームスタッフ

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