発達支援つむぎ 宮下「しめ縄づくり」

2024.12.27

#発達支援

昼夜の寒暖差も小さくなり、冬の訪れを感じる頃となりました。宮下どろんこ保育園、発達支援つむぎ 宮下ルームでは、しめ縄づくりを行いました。

宮下どろんこ保育園、つむぎ 宮下ルームの広い園庭には田んぼがあり、4月に田植えをし、10月に稲刈りを行いました。刈った稲穂は、子どもたちで脱穀、籾摺りを経て、普段子どもたちが目にするお米へと変身しました。その一連の作業の中で出た藁を使用し、しめ縄を作りました。

しめ縄づくりは、地域の方に講師を依頼し、年長児を対象に行いました。まずは、講師の方が子どもたちに向けて、実際に藁を編みながら作り方を説明します。

「先生すごい!」「むずかしそう…」「できるかな?」と、はじめて見る光景に子どもたちは興味津々な様子でした。

しめ縄の編み方を教わる子どもたち

説明を聞いて、子どもたちも藁を編んでいきます。編む作業では、上下左右、奥行きや方向などの空間を捉える力が必要になります。また、対象となる物を目で見ながら手を動かすといった、目と手を一緒に使う動作は、身体の様々な成長につながります。

また、藁と藁が擦れる音、乾燥した藁のにおい、ちくちくかさかさとした感触、それらすべてを、五感で楽しむ姿がみられました。

実際にしめ縄を編む子どもたち

時間内に完成させることが難しい子もいましたが、講師の方の力をお借りし、一生懸命編むことができました。中には、自分の好きなように藁を編み、世界にひとつだけのしめ縄を作り上げた子もいました。

完成したしめ縄は家で飾ってもらえるよう、その日のうちに持ち帰りました。

後日、しめ縄づくりを教えてくださった地域の講師の方に、お礼として子どもたちがつくった製作物を渡しに行きました。

しめ縄作りの講師の方にお礼を渡す子どもたち

地域の方との交流ができ、子どもたちはとても楽しそうでした。また何かの機会に、地域の方との交流を通して、お世話になるかもしれません。子どもたちにとって、良い経験となったと思います。

文:発達支援つむぎ 宮下ルームスタッフ

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