発達支援つむぎ 宮下「恵方巻き」
2025.03.28
#発達支援
節分の日、発達支援つむぎ 宮下ルームでは、豆まきの後に恵方巻きを作りました。
まず、節分の由来について話を聞きました。節分とは、「季節を分ける」という意味があり、立春の前日に悪いものを追い払い、新しい季節を迎えるための大切な行事です。
みんな真剣に耳を傾けながら、「どうして豆をまくの?」「鬼は本当に来るの?」と興味津々な様子でした。
その後、柊の木にニシンの頭を刺したものを見せてもらい、一人ひとり手に取って匂いを嗅いだり、触ったりしました。

「ちょっと生臭いね」「これで鬼が来なくなるんだって!」と、それぞれの感想を伝え合いながら、日本の伝統的な風習に触れることができました。
そして、みんなで心の中の鬼退治。「泣き虫鬼をやっつける!」「怒りんぼ鬼を追い出す!」と、それぞれの思いを込めて豆をまきました。
続いて、恵方巻き作りに挑戦です。今年の恵方は「西南西」。まず、恵方巻きの由来についての話を聞きました。
「願いごとをしながら黙って食べると叶うんだって!」と、みんな興味津々です。いよいよ、自分たちで巻く番。ご飯の上に好きな具材をのせますが、「全部入れたい!」と欲張る子もいて、なかなかうまく巻けません。

「あれ?はみ出ちゃった!」「ちょっと大きくなりすぎた!」と、あちこちで笑い声があふれていました。それでも、試行錯誤しながら自分だけの恵方巻きを完成させることができました。
そして、いよいよ食べる時間。今年の方角である西南西を向き、準備完了。
「方向はこっちだよ。」と教えてもらいながら、みんなで静かにその方向を向いて食べ始めました。「喋らないで食べるんだよ。」と、お互いに確認し合いながら、一口ずつ大切に食べ進めます。

普段はにぎやかな子どもたちも、この時ばかりは真剣な表情。願いごとを思い浮かべながら、一生懸命食べている様子が印象的でした。
笑いあり、学びありの節分行事。今年もみんなが健康で、元気に過ごせる一年になりますように。
文:発達支援つむぎ 宮下ルームスタッフ
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