発達支援つむぎ 武蔵野「インクルーシブ運動会」

2024.11.15

#発達支援

武蔵野どろんこ保育園では10月に近隣の小学校で運動会が行われ、発達支援つむぎ 武蔵野ルームの子どもたちも参加しました。

今回の運動会ではつむぎ 武蔵野ルームのスタッフも準備・企画の段階から携わり話し合いを重ね、子どもたちが共に楽しめる運動会になるよう保育園と協力し当日を迎えました。

むぎ組(年中)のA君(つむぎ利用児)は運動会でこめ組(年長)の子と手を繋ぎ、サーキットに取り組みました。この取り組みは日頃、友だちと活動する姿を保護者にご覧いただくことを目指していました。

子ども同士で手を繋ぎ合う姿は、相手のペースに寄り添い、歩幅を合わせて共にゴールの目印まで進んでくれるという年長児の優しさにあふれ、どろんこ会の「障害の有無に関係なく、共に暮らし、ぶつかり合い、頼りあい、手を差しのべ合う」という言葉の通りの姿であり、大きな感動に包まれました。

その他にもダンスや様々な競技を実施しました。緊張もあり練習とは違う姿もあったかもしれません。大事なことは運動会でどのようだったかではなく、運動会までの過程をどのように頑張ったかということで、一人一人が積み重ねた練習の日々を共に喜び合うことを大切にしたいと思っています。

運動会の最後の競技は卒園児や地域の方も参加した玉入れを行い、小学生になって成長した卒園児や保護者の方々の真剣な姿に観ていた子ども達からも大歓声が起こり、まさに子どもたちと大人が一体となったフィナーレとなりました。

運動会に参加する子どもの様子

今回の運動会で特に大事にしたことは、みんなが同じことをやるのではなく、子どもたち一人一人が自身の出来ることに取り組み、自信を持って行うことです。

武蔵野どろんこ保育園とつむぎ 武蔵野ルームの併設園だからこそ子どもたちの発達特性について話し合ったりそれぞれに合わせた参加方法やプログラムを準備できたりして、全員が楽しめるインクルーシブな運動会を実施することができました。

来年も参加した子どもたちが「楽しかった」と感じられる運動会になるようまたこれから保育園と取り組んで参ります。

文:発達支援つむぎ 武蔵野ルームスタッフ

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