発達支援つむぎ 新羽「いろいろな色に触れて」
2022.07.01
#発達支援
発達支援つむぎ 新羽ルームでは、5月の体験学習で「ボディペイント」を行いました。
子どもたちは、絵の具にたくさん触れていろいろな色を混ぜたり、描いたり、触ったりと、思い思いに楽しむ姿がありました。直接触ってみたい子は、手や足に絵の具をつけて手形や足型を模造紙につけて遊びました。
手に絵の具が触れることが苦手な子のために乳酸菌飲料のペットボトルを使った「ドットマーカー」というものを作成し、直接手に触れなくても遊べるような道具を用意しました。また、事前にグループ活動や個別活動で絵の具に触れる経験があった子は、この日は自分から進んで絵の具を手に取り遊び始めることもできました。
初めて見る活動もステップを重ね、実際に行う動作を見て、やってみることで徐々に活動への自信が積み重なり、意欲につながります。私たちはそのステップをいくつも想定し、考えられるあらゆる環境を準備することを大切にしています。
保護者様からは「家庭ではなかなか経験できないことができてよかった」、「家では全く取り組まないのにつむぎでは楽しそうに遊ぶ様子を見ることができてよかった」と感想をいただきました。また、行った活動の様子の結果をお伝えして終了にするのではなく、どんな工夫をするといいのか、結果だけなく取り組んだ過程の中で家庭に帰っても応用できるようにポイントをお伝えしています。
体験学習で絵の具を使った後、子どもたちから「えのぐやりたい」という声がよく聞かれるようになりました。 友だちが絵の具を混ぜて色の変化を楽しんでいる様子を見て、色が混ざると色が変化することに気づき、赤と青を混ぜると紫になるという法則に気づく子も増えました。
また、色の液を水面に数滴垂らし、水面で広がったり、混じりあったりしてできたマーブル模様を紙に写し取る「マーブリング」をした時は、垂らした色が紙や紙コップに移ることに驚き、色を変えながら何度も何度も繰り返して遊びました。作った作品は「お母さんにみせる」と言って家に持ち帰ったり、「飾っておく」と言って部屋に貼ったりしています。
体験学習が一回の体験で終わるのではなく、継続した活動になっていくことがうれしく思うと同時に、子どもたち発信の活動で生き生きとした目を見ると私たちまでわくわくします。これからもみんなが楽しい、嬉しい、大好きと思える活動を続けていきたいと思います。
文:発達支援つむぎ 新羽ルーム職員
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