発達支援つむぎ 新羽「ヤギとのふれあい」

2023.06.02

#発達支援

発達支援つむぎ 新羽ルームと新羽どろんこ保育園では、園庭でヤギの飼育を行っています。この春に子ヤギが3匹生まれました。今まで大人のヤギに対しては大きい、怖い、強そうといったイメージを持ちなかなか近づこうとしなかった子もいましたが、子ヤギが生まれてからは、子ヤギが園庭を元気いっぱいに走り回る姿やお母さんヤギのおっぱいを飲んでいる姿を眺めたり、子ヤギが近づいてくると手を伸ばして触ってみたりと興味を持つようになりました。

子ヤギに触れる子

初めは恐る恐る触っていた子も徐々に触り方に慣れてきて優しくなでるように触ります。子どもたちからは「かわいい」との声やにこやかな表情で近づいたり触ったりする様子が見られます。室内での遊びが好きな子も子ヤギの様子が気になるようで、自分から園庭に出ることが増えました。

またヤギへの興味が出てきたことで、ヤギの世話にも意欲的に取り組むようになりました。つむぎへの来所後、スタッフがヤギ小屋掃除をしていると興味を持ち、ほうきやちりとり、デッキブラシを持ってスタッフの真似をしながら思い思いに掃除を始めます。

ヤギ小屋の掃除

ほうきを持った子とちりとりを持った子が「ここに置いて」「次はこっちにいこう」と言葉でやり取りをしながらゴミを拾い、協力をする姿が見られるようになりました。

すのこを運ぶ子どもたち

すのこが乾くと自分の体より大きなすのこを工夫して持ち上げて運びます。ヤギ小屋掃除をする中で様々な道具を使い、道具の使い方や体の動かし方が身についていきます。

ヤギにキャベツを与える子どもたち

給食を作るときに出たキャベツの外側の葉をヤギにあげることにも挑戦します。初めは怖がっていても大人があげている様子を見て少しずつ手を伸ばして葉を渡します。ヤギが食べると「食べた」と嬉しそうにスタッフの顔を見ます。散歩に出たときに「ヤギにあげる」と言ってはっぱを拾って帰る様子も見られるようになりました。

子ヤギが生まれたことでヤギへの興味や世話をすることへの意欲につながる様子が見られました。ヤギ以外にも虫やザリガニ等の生き物との触れ合いを通し、生き物の成長や生死に触れる機会を子どもたちと一緒に経験していきたいと思います。

文:発達支援つむぎ新羽ルーム職員

発達支援つむぎ 新羽ルーム施設情報を見る

関連する記事

最新のどろんこアクション記事

どろんこ会からのお知らせを見る

お知らせ一覧へ
PAGE TOPtop