発達支援つむぎ 新羽「水遊び」

2024.08.28

#発達支援

発達支援つむぎ 新羽ルームでは、併設している新羽どろんこ保育園の子どもたちと裸足になり、園庭で思いきり水遊びをして過ごしています。水を多く使う夏場だからこそ様々な感覚遊びができ、絵の具や色水、泡遊び、プールなどを行っています。

水・泥

なかには水に濡れることや濡れた感覚を苦手とする子もいます。「濡れているからいやだよ」と裸足で歩くことを嫌がる子や、少しでも服が濡れるとすぐに着替える子もいました。

まずは大人が思いきり水遊びや泥水の中に入って泥団子を作り、遊びを楽しみました。次に、靴で出てもいいことを伝え、友達が先に遊んでいる様子を近くで見ることで「先生一緒に行こうよ」と少しずつ泥に興味を持ち始めました。その後、手や足の指で触り、「泥気持ちいいね」と言いながら、泥水に入っていくことができました。

園庭で泥遊びをする子どもたち

絵の具

絵の具が手につくことが苦手なA君は「先生、筆ちょうだい」と言い、筆を準備することで靴を履いて園庭に出て参加することができました。また、次の日には靴を脱いで裸足で園庭に出て、友達と一緒に絵の具遊びを楽しむこともできました。「先生みてみて」と言いながら、自分の手や足で作った手形などを笑顔で見せてくれました。

園庭で絵の具遊びをする子どもたち
壁に絵の具を塗り遊ぶ子ども

徐々に水遊びに慣れてくると、水道で1人で遊んでいたところから友達にホースで水をかけてもらうことを楽しみ、最終的には友達と一緒に水の掛け合いを楽しむなど遊びも変化していきました。仲のいい友達がホースを使っていると、友達に「ホースちょうだい」と言い友達とのやり取りも見られました。

ホースで水を撒いて遊ぶ子どもたち

園庭での水遊びは泥や水に触れる機会が多く、汚れることへの苦手意識があった子も大人の関りや環境設定をすることで徐々に慣れていきました。友達の遊びを近くで見ることができる併設園だからこそ、徐々に手や足の指で泥に触って泥水に入る、道具を使って絵の具などの遊びに参加する、友達と一緒に遊ぶなど、友達きっかけで遊びが変化していきました。また、素足で遊ぶことによって、様々な感覚刺激や足で踏ん張ることでの運動面の発達も促されます。

今後も継続して感覚遊びや戸外活動を通して、新しいことにチャレンジできるよう支援していきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 新羽ルームスタッフ

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