発達支援つむぎ 新羽「異年齢で過ごすこと」

2024.10.04

#発達支援

発達支援つむぎ 新羽ルームは、併設する新羽どろんこ保育園とともに、異年齢で一日を過ごしています。年齢に関係なく、学び合ったりぶつかり合ったりしながら生活を共にしています。異年齢の中で実際にどのような交流が生まれているのかをご紹介します。

年上/年下の友だちと関わる

友達同士でおもちゃや道具を共有する様子

おもちゃや道具を自分が使いたい、という気持ちから、「私が使いたい」「だめ、僕のだよ」と主張をぶつけ合うことが集団生活ではよくあります。Aくんもそのような主張のぶつけ合いを何度も繰り返しながら、おもちゃや道具は友だちと共有して使う、ということの大切さに気付きました。

ある時、同じテーブルで遊んでいる年上の友だちに「みんなの?」と尋ねると、相手の子は「そうだよ、みんなのおもちゃだよ」と優しく応えます。友だちとおもちゃの取り合いになったり、取り合いの後にみんなのおもちゃだからみんなで使おう、というルールを大人から教えられて終わるだけでなく、子ども同士のやり取りからも経験し、子どもたちは学んでいます。

異年齢で学びあう様子1
異年齢で学びあう様子2

年下の友だちがいるからこそ生まれるコミュニケーションもあります。大人と2人で遊んでいたBくんですが、年下の友だちが近づいてきて「一緒にやりたい」と言葉をかけられると、「じゃあここを折るから持ってて」と伝え、友だちのためにレジャーシートでそりを作ります。相手が遊びを楽しめるように工夫を考え、行動しています。年下の子どもたちにとっても、遊んでもらった経験があることで、大人に遊び相手を求めるばかりでなく、年上の友だちを誘うようになったり遊び方の工夫を考えるようになったりするなど、お互いに成長し合う姿が見られます。

時には自分の得意なこと・できることであれば、年上/年下という年齢に関係なく、相手を手助けしたりお世話したりする行動が子どもたちの間で見られます。捕まえた虫を見せる、落とした道具を拾って渡す、遊びを提案する、順番・遊び方のようなルールを教えるなど、子どもたちは誰かを手助けする/されるという役割をそれぞれに経験しながら、相手のために行動する心地よさを経験しています。

仲間を見つける

好きなことや好きな遊びが同じ仲間をみつけ、ともに遊ぶ様子

好きなことや好きな遊びが同じ仲間を、同年齢の中だけでなく、異年齢の広い交流の中から見つけることができます。

Cくんは、電車好き仲間の友だちに対して、「今日は○○ちゃんいるかな」と気にかけたり、「○○くん一緒に遊ぼう」と誘ったりと、能動的に友だちと関わります。大人に対しては「○○やりたくない」と言って、なかなか遊びや身支度へと切り替わらないことがありますが、年上の仲間と一緒に遊びたいという気持ちから、「みんなで線路使う」と場のルールを守ったり、「お片付けする」と切り替えて遊びを終わりにしたりします。

このように、対大人との関わりではなく、対仲間との関わりだからこそ生まれる気持ちや行動があります。年齢に関係なく気の合う仲間が見つかり、一緒に遊ぶ楽しさをより感じられることで、友だちとの約束を守ろうとしたり、相手に伝わりやすい言い方を工夫してみたりと、子どもたち自身で成長していく姿がみられます。

社会に出るといろいろな人に出会い、良い刺激を受けることもあれば、思い通りにならず苦しい思いをすることもあります。幼少期から、年齢や性格、発達の特性に関係なく、助け合うこと・ぶつかり合うこと・教え合うことを子どもたちが経験し、社会で生きていく力を身につけてほしいです。

文:発達支援つむぎ 新羽ルームスタッフ

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