発達支援つむぎ 新羽「あいさつ」
2024.11.01
#発達支援
どろんこ会グループでは人対人コミュニケーションを大切にしており、出先ですれ違った方々に挨拶を交わすことを大事にしています。コミュニケーションの基本である挨拶を大切にすることで、人の目を見て意思を伝える力を育んでいます。そのため、発達支援つむぎ 新羽ルームでも支援の中で挨拶を大切にしています。
朝、登園してきた子どもたちにスタッフが「おはよう」と挨拶をします。最初は挨拶を返せない子どももいましたが、繰り返すうちに挨拶を返してくれるようになりました。子どもたちから「おはよう」、「また明日」、「バイバイ」と元気に挨拶をしてくれることも増えました。
友達同士で「おはよう」と伝え合う姿や、ハイタッチで挨拶をする姿も見られます。言葉で挨拶をすることが苦手な子どもはハイタッチや背中を触る、名札を渡すなど自分なりの方法で挨拶を伝えます。
言葉以外でのコミュニケーションに戸惑っていた新羽どろんこ保育園の子どもたちも「おはようって言ってるのかな」とスタッフに確認し、おはようの合図とわかると「おはよう」と返してくれるようになりました。
スタッフや友達同士で挨拶をする経験を積むことで、地域の人にも挨拶ができるようになってきました。日常的に散歩に行っているため地域の方から挨拶をしていただくこともあります。挨拶をしている子どもに対して「かっこいいね」とスタッフが言葉かけをすることで挨拶をすることに自信が持てるようになり、子どもから「挨拶しよう」と声が上がるようになりました。
この間は道路の反対側にある引越センターのお兄さんに挨拶がしたいと大きな声で挨拶をしました。最初は挨拶がしたいと発言した子ども一人で挨拶をしていましたが、挨拶をしている友達の姿を見て、挨拶をする子どもが増えていきました。車通りの多い道だったためなかなか気がついてもらえませんでしたが、みんなで何度も挨拶をすると気がついて大きく手を振り返してくれました。「よかったね」、「嬉しいね」と子どもたちは笑顔で喜んでいました。
最初は自分から挨拶ができなかった子どもも挨拶をしているお友達やスタッフの姿を見て自分から挨拶ができるようになりました。挨拶をして終わりではなく、相手が反応を返してくれるか期待し、挨拶を返してもらえると嬉しそうにしている姿が印象的でした。今後も挨拶を通して他者のコミュニケーションを取る嬉しさや気持ちよさを実感できるような場面を作っていきたいです。
文:発達支援つむぎ 新羽ルームスタッフ
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