発達支援つむぎ 新羽「11月体験学習 ~お散歩ツアー~」
2024.11.29
#発達支援
発達支援つむぎ 新羽ルームでは月に一度、親子で参加をする体験学習を行っています。今回は、普段行なっている畑仕事や、お散歩に行っている公園で、一緒に身体を動かすことを目的に実施しました。
畑
つむぎ 新羽ルームから畑までは歩いて10分ほどかかります。普段から子どもたちと一緒に行き、畑仕事を行っています。体験学習の内容を伝えると、子どもから「ママに畑を見せてあげたい」と意欲的な発言が聞かれました。また、当日の朝も、スタッフに「畑楽しみ」と伝えてくれることや、保護者の方からも「朝から楽しみにしていました」と活動を楽しみにしていることを教えてもらいました。
畑に着くと、子どもたちは普段行っているように慣れた手つきでスコップやくわを使用して土を耕し始めます。
「お母さんと一緒に作りたい」とお母さんを誘い、「ここを掘るんだよ」「今日はほうれん草を植えるんだって」など畑仕事のやり方を子どもがお母さんに伝えながら作業を行いました。また、ほうれん草の種を見て、「トゲトゲで茶色い」「丸いと思っていたんだけど」と種の特徴や今まで畑で植えてきた種と違うことに気づく様子もありました。
水やりでは「お水どこ?」と水の入っているペットボトルを探し、種をまいたところに水をかけます。大人が「まだ水をあげていない子いないかな?」と呟くと、水をあげていない子に気づき、その友だちに水を分けている様子が見られました。
丘陵公園 奥の広場
畑から移動し、公園に着くと子どもから「かくれんぼしたい」「バナナ鬼したい」「縄跳びしたい」との声があがりました。Aくんはスタッフに「鬼ごっこしたい」声をかけましたが、なかなか友だちを誘うことはできませんでした。しかしスタッフと一緒に行くことで「鬼ごっこしよう」とBくんを誘う場面がありました。そこに大人も混ざって鬼ごっこをしていると、鬼ごっこに興味がなかったCくんも興味を示し、「何してるの?」と友だちに自ら声をかけ、遊びに参加しました。徐々に鬼が縄を使って捕まえるなど、子どもたち同士でルールを決め、遊びが展開していきました。
大人も一緒に吹いてシャボン玉をしていると、その様子を見て吹いてみたいというチャレンジする気持ちが芽生えました。保護者は「できないかも」と心配そうでしたが、実際にやってみると保護者から「できるんですね」「できないと思っていました」と子どもの「できる」に保護者が気づく場面がありました。体験学習に参加して一緒に遊びをしたことで、普段では気づけないことにも気づけるきっかけになったのであれば、保護者と一緒の体験学習を行った意味があったと考えています。また、子どもの「やりたい」と言う気持ちは大切にしていきたいと改めて実感しました。
いつも行く畑や公園に行ったことで、保護者の方たちも普段の様子や支援のイメージが付きやすかったのではないかと思います。子どもたちも普段行っている畑だったからこそ、お母さんお父さんに見せたい、一緒にやりたいと言う気持ちが芽生えました。また、保護者と一緒に行い、作業内容を伝えながら最後まで作業をやり遂げられたことで子どもたちの自信につながりました。
今回植えた野菜を使っての収穫祭の体験学習が1月にあるので、自分たちで植えた野菜を調理して食すことができるよう、今後も継続的に畑仕事に取り組んでいきます。
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