発達支援つむぎ 荻窪「つむぎ荻窪ルームの畑仕事 その2」 | 保育・発達支援のどろんこ会

発達支援つむぎ 荻窪「つむぎ荻窪ルームの畑仕事 その2」

2024.03.18

#発達支援

杉並区にある児童発達支援事業所、発達支援つむぎ 荻窪ルームでは、実際の体験を通した発達支援を心掛けています。そのうちの一つが「畑仕事」を通した活動です。

今年度も、1年間を通して、ジャガイモ、里芋、枝豆、ほうれん草などの野菜を育て、収穫を行いました。前回の記事では、その収穫までの様子をご紹介しました。今回は、がんばって収穫した野菜を使った、調理活動の様子を報告させていただきます。

今年度は、じゃがいもを使って「ポテトチップス」と「芋もち」、ほうれん草を使って「野菜ピザ」の調理活動を行いました。その他、枝豆の塩ゆでや、ほうれん草クッキーの試食も行いました。

実際に調理した野菜ピザの写真

調理の計画を立てる際には、子どもたちが調理活動に興味を持てるように、子どもたちと一緒に何を作るかを相談したり、材料や作り方を考えたりします。

「ほうれん草のピザもおいしそうだけど、クッキーも良いよね。」

「ピザもクッキーも小麦粉を使うのかな?」

具体的にイメージを持つことで、調理活動を楽しみにする気持ちがより増していきます。

料理に使う材料を確認する子ども

調理活動を行うときには、衛生管理についてしっかりと確認をします。手を洗った後は机や髪の毛を触らないこと、三角巾やエプロンを身につけること、そしてそれがなぜ必要かも含めて学びます。

調理の工程は、写真を提示して作業内容を理解して見通しを持ちやすいように工夫します。

スタッフから料理の工程の説明を受ける子どもたち

こちらは、芋もちを調理する子どもたち。みんな真剣に取り組みます。力を入れ過ぎて形を崩さないように、力をコントロールしながら慎重に作業します。

芋もちを作る子どもたち

自分たちで野菜からつくった料理は格別です。「野菜嫌い」と話していた子どもも、ペロリと完食することができました。

自分たちで調理した芋もちを食べる子どもたち

種から自分たちで大切に育てて収穫できた野菜だからこそ、野菜への興味関心も育まれます。さらに、食べてみたらおいしかった、と感じる経験をすることで、苦手な野菜を食べることに自信をもち自己肯定感につなげることができます。

実際に、つむぎでの食育活動の後に、「今度は他の野菜も食べてみよう」「保育園でも食べてみよう」と、食への意識が変わるきっかけになったという保護者様からのお話もいただきました。

今後も引き続き、子どもの食への興味関心を育めるような活動を行っていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 荻窪ルームスタッフ

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発達支援つむぎ 荻窪「つむぎ 荻窪ルームの畑仕事 その1」

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