発達支援つむぎ 荻窪「羽根木プレーパークで焚き火の火おこし体験」

2024.04.22

#発達支援

杉並区にある児童発達支援事業所、発達支援つむぎ 荻窪ルームでは、子どもたちにさまざまな体験を提供するため、月に1回体験学習の時間を設けています。今回の体験学習は、世田谷区にある羽根木プレーパークで焚き火の火おこし体験を行いました。

プレーパークのすべり台で遊ぶ子どもたち

羽根木プレーパークは、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、普通の公園ではなかなかすることができない焚き火や泥遊び、木登りなどをすることができます。

プレーパークのワーカーさんから子どもたちと保護者の方に遊ぶ前に説明をしていただきました。子どもたちは遊具や道具は自分で使えるかどうかをよく考えて使うこと、保護者の方は、遊具は子どもの体の成長に合わせて作られており、抱っこで乗せてあげると降りられなくなるので自力で登る・登ることができる物を使用することを大事にしてくださいということでした。どろんこ会グループと考え方が同じです。

石を運びかまどを作る子どもたち

今回は自分たちでかまどを作るところから取り組みました。自分が持てる石を持って次々と運びます。

「ぼく、力持ちだからたくさん運べるよ」「崩れないようにそっと置こう」と、2歳から9歳までみんなで力を合わせて立派なかまどを作りました。

焚き火を眺める子どもたち

薪も運んだら、いよいよ焚き火に火をつけます。火が付いて煙が上がると子どもたちから「おおっ」と声が上がります。手を火に近づけると「あったかいよ」と言う子や、「『パチパチ』って音がする、何の音?」と聞く子、燃えた木を見て「色が変わってるよ」と気づく子など、さまざまな発見があがりました。

最後は、焚き火の火でみんなが大好きなフランクフルトを焼いて食べました。実際の火で焼いたフランクフルトは皮もパリッと、香ばしい香りもして、みんな「おいしい」と食べていました。当日は小雨の降る寒い気候だったので、子どもたちはより一層炎の温かさや焼いたフランクフルトの美味しさを感じることができたようです。

焚き火で作ったフランクフルトを食べる子どもと見守る保護者

実際の炎を間近で見るのは初めてと言う子も多くいましたが、ホンモノの火に触れて、火の力や怖さを知る機会になりました。

また、事前のワーカーさんの話からも、子どもが自ら考えて遊ぶことは、子どもの自主性を育むだけではなく、危険のリスクも減らすことにつながるということを子どもも大人も学ぶことができました。今後も、子ども自らが考え、様々な体験ができる活動を提供していきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 荻窪ルームスタッフ

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