発達支援つむぎ 荻窪「つむぎ 荻窪ルームの桜」

2024.05.20

#発達支援

杉並区にある児童発達支援事業所、発達支援つむぎ 荻窪ルームでは、子どもの発達や興味に合わせた、さまざまな制作活動を行っています。今年も、子どもたちが事業所内にきれいな「桜」を咲かせました。その一部をご紹介したいと思います。

子どもたちが制作した桜の木

この作品は、スタンプを使って桜の花びらを表現しました。

スタンプを押す動作は、握る動作、つまむ動作など、基本的な指先の動きが含まれています。制作を楽しみながら、手指の微細動作の成長を働きかけます。子どもたちの興味関心に合わせて、乗り物、生き物、花など、自分の好きなものを選択しながら貼りました。

花紙で作った桜の木

次の作品は、繊細なお花紙を貼り合わせ、芯に小さなシールを使い、桜を作りました。力が入り過ぎてしまうと破れてしまうので、慎重に取り組む必要があります。

桜を作りながら、力をコントロールする力や手先を細かく動かす力の成長を働きかけます。

手のひらのスタンプで作った桜の木

最後は、絵の具を用いたダイナミックな桜です。筆を使って木の幹を描いた後は、赤と白の絵の具を混ぜてピンクの絵の具を作ります。色味の違うピンクの絵の具を思い切り手のひらにつけて、ペタペタと桜の花を咲かせていきます。

「絵の具がひやっとして気持ちいい。」、「みてみて、こんなにいっぱい花が咲いたよ。」絵の具の感触を楽しみながら、友だちと協力しながら一つの桜の木を作ります。

作品を作る中で、コミュニケーションの力や、友だちと一緒に取り組む力(協同性)が育まれます。

子ども一人一人の興味関心に合わせて、また、活動のねらいに合わせて、同じ桜の制作でも、様々な創意工夫を行っています。

文:発達支援つむぎ 荻窪ルームスタッフ

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