発達支援つむぎ 桶川「2022年 畑仕事はじまります」

2022.06.06

#発達支援

今年度、発達支援つむぎ 桶川ルームでは、定期的に畑仕事の体験学習を企画しています。

4月体験学習のテーマは、「歩いて畑に行こう」でした。第一回は畑まで歩いて行き、畑を知ることをひとつの目的としました。桶川ルームから畑までは2.3kmの道のりです。

メリー★ポピンズ 桶川ルームの園児や、つむぎマンスリーコースの子どもたちはバスで畑に行っていますが、今回の体験学習では2名が歩いて畑に行くことに挑戦しました。初めての道のりで見通しが立ちにくい中、子どもたちはどうにか歩き切ることができました。今後は子どもそれぞれの目標を設定し、歩いて畑に行くことに少しずつ挑戦していければと思っています。

畑に向かう子どもたち

畑に到着すると、裸足になり、土の感触を楽しむ子。てんとう虫探しに夢中になる子。「これから何するの?」と目を輝かせる子。思い思いに畑の環境を楽しむ姿がみられました。

裸足になり土の感触を楽しむ様子

畑では、じゃがいもがぐんぐん育っています。

つむぎ桶川ルームでは、小集団の活動として「空間共有型支援」をしています。

空間共有型支援の活動で育てたじゃがいもも、芽が伸びてきたので畑に植えてきました。これから収穫が楽しみですね。

種植えをする様子

こちらはきゅうりの種植えです。きゅうりの種は長細い形をしています。一粒ずつ丁寧につまみ、穴の中に入れていきます。

土をかぶせる様子

「土のお布団を掛けて、トントンたたこうね」とスタッフが子どもたちに言葉を掛けると、優しい手つきと表情で土を被せていました。

後日、園で育てたきゅうりの苗も畑に植えました。そんな子どもたちの姿を見て、地域の方々が優しく見守ってくださり、「今日もげんきいっぱいね。」「裸足で気持ちよさそうね」など言葉を掛けてくださいます。

手押しポンプの井戸を使う子ども

畑には手押しポンプの井戸があります。

手でハンドルを押し下げるには力と少しのコツが必要です。水を勢いよく出しすぎてしまうと、手を洗うにも服も靴もびしょびしょになってしまいます。濡れてしまった経験を通して、自分の立つ位置や力加減を学んでいきます。最初はスタッフが補助をしながら操作しますが、次第に仕組みと力加減がわかり上手に水を汲むことができるようになりました。

とても暑い日でしたので、冷たい井戸の水が気持ちよく、子どもたちはしばらく水に触れていました。

さて、ここからもう一仕事。植えた苗に水をあげます。

じょうろで水をまく子ども

井戸から水が出てくることが楽しく、じょうろには水が満タン。

これは持てないだろうと誰もが思っていたのですが、子どもたちはお互いに協力しながらじょうろを畑まで運ぶことができました。そんな子どもたちの表情は達成感でいっぱいです。

帰り道は少し疲れた様子。でも子どもたちも参加された保護者の方々もどこかすがすがしい表情でした。

2022年度は、たくさん畑に足を運び、畑仕事ができるように準備しています。体験学習をきっかけに土や作物に触れ、子どもも大人も畑仕事を通して心が動く経験をひとつでも多く積んでいけたらよいなと思っております。

文:発達支援つむぎ 桶川ルーム職員

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