発達支援つむぎ 桶川「つむぎと保育園との年長児交流 ~育てた野菜でピザ作り~」

2022.08.01

#発達支援

発達支援つむぎ 桶川ルームでは、年長児のグループ支援を週に1回行い、年間を通してさまざまな活動をしています。その一つとして、併設するメリー★ポピンズ 桶川ルームのこめ組(年長児)と関わり合いながら、一緒に活動することに取り組んでいます。

つむぎのグループの子どもたちは、他者との関わる場面や、人の多さに緊張することがあります。

保育園の子どもたちと一緒に活動することで「同じ屋根の下で過ごしている子どもたち同士で友だちになり、関わりを広げる」「関わりをたくさん経験することで、自信をつけていく」ことを目的として交流の機会を継続しています。

4月には園庭のプランターにナスとピーマンの苗を植えました。

5月には園から少し離れた田んぼまで歩いて、オタマジャクシを探しに行きました。

そして7月は、収穫したばかりのナスとピーマン、保育園で収穫したジャガイモを使って、一緒にピザを作ります。

7月第1週目は、つむぎのスペースに開かれたこめ組の「ジャガイモ屋さん」で、グループの子どもたちが買い物をしました。使ったのは本物のお金です。出店は3軒。看板や値札はこめ組の手作りです。値段もそれぞれの店で違うので、買うためにはやり取りが必要でした。

もらった500円をしっかり財布に入れて、準備完了。こめ組の「いらっしゃいませ」の大きな声に迎えられて、お店に入っていきます。

ジャガイモ屋さんの様子

「どの店にしようかな」

「大きいのは5個で300円です。小さいのは1個100円!」

「ここで買う!大きいの、ください」

ジャガイモ屋さんからジャガイモを買う子ども

「はいどうぞ」

「ありがとう」

「ぼくが一番大きいのを買ったんだ!」

だんだん楽しくなり500円すべて使い切って買い物をした友だちもいました。

ジャガイモ屋さんからジャガイモを買う子ども

7月第2週は、いよいよ一緒にピザづくりです。はじめは緊張していた子どもたちでしたが、食べる楽しみを目的にがんばります。

包丁を扱うことが初めての子もいました。扱い方の説明に、一生懸命耳を傾けます。

包丁の使い方の注意を聞く子どもたち

「こんな風に指が伸びていたらどうなる?」

「危ない!」

「じゃあ、指が見えないように猫の手にして、切ってみよう」

包丁を使ってジャガイモを切る子ども

切る子も見守る子も、真剣でした。

野菜を切ったり、ケチャップを塗ったり、トッピングしたり・・・集中して手を動かすうちに、自然とつむぎの子どもたちとこめ組の子どもたちとの距離が縮まっていました。

「おいしいね」

「うん、でも熱い」

「そのエプロンは家から持ってきたの?」

「そう。かっこいいの」

会食しながら、グループの子どもたちとこめ組の子どもたちとで会話も生まれていました。

これからもつむぎの年長児とこめ組とで活動を共有し、混ざり合いながら、たくさんの関わりを積み重ねていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 桶川ルーム職員

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