発達支援つむぎ 桶川「竹を使って遊ぼう」
2023.11.06
#発達支援
晴れ晴れとした青空の下、発達支援つむぎ 桶川ルームでは竹を使って遊びました。
この竹は、どろんこ祭りでも様々な木の遊びを紹介してくれたボランティア団体「桶川みどりの会」に提供していただきました。桶川みどりの会は、市内に残るみどりを愛し、親しみ、保全して、森づくりを積極的に実践し、みどり豊かな街づくりをめざすことを目的とする団体です。
事前にスタッフが桶川みどりの会が管理する雑木林のひとつにうかがい、竹ぽっくりの作り方を教えていただきました。お土産に、クヌギやコナラのどんぐりをたくさんいただきました。
園に戻り、スタッフが切り出した竹に穴をあけ、麻ひもを編んでロープを作っていると、「自分も手伝う」「私もできるよ」と子どもたちが集まってきました。竹を持って支える、麻ひもを編む、穴に通す等、子どもたちと一緒に役割を分担して竹ぽっくりを作りました。自分たちで作った竹ぽっくりは格別です。
朝から「今日、竹ぽっくり使うんでしょ?」と楽しみにしている子もいました。今回全部で5組の竹ぽっくりができました。順番交代をしながら遊びます。「どうやってやるの?」と、子どもたち同士で教えあう姿がみられました。
竹ぽっくりを切り出した後の余った竹でも遊びます。坂を転がしたり、中に落ち葉やどんぐりを入れたり、棒を穴に通して電車のようにして遊んだりと子どもたちの遊びはどんどん広がっていきます。
「これが一番いい音がするんだよ」と音の違いに気付いて、友だちに共有する姿もみられました。その音に気づいたからか、遠く離れていた子も、興味をもって近づき覗き込んでいました。
竹の筒を組み合わせてどんぐりが流れるコースターを作ろうと、子どもたちが協力して何度も試行錯誤する姿も見られました。「園庭で水を流して、またやろうね」と昨年の竹を使った水遊びを覚えていて水が流れるように計画している子もいました。素材一つでも次から次へと遊びを思いつく子どもたちの豊かな感性と発想にスタッフも驚かされます。
今後、畑の近くの雑木林に子どもたちと竹を観察しに出かけようと計画しています。春にはたけのこが顔を出すところも発見できるかもしれません。竹は遊びだけでなく食にもつながっている大切な資源です。これからも、子どもたちとともに学んでいきたいと思います。
文:発達支援つむぎ 桶川ルームスタッフ
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