発達支援つむぎ 桶川「つむぎ 桶川ルーム~秋の戸外活動~」

2023.12.04

#発達支援

発達支援つむぎ 桶川ルームの異年齢グループでは、毎月テーマを決め戸外活動を中心とした支援を提供しています。

11月のテーマは「木」です。木の実、竹、木の枝、秋色に染まった葉等を素材にして活動に取り組みます。

今回はその中の一つである、季節の木の実を使った活動の様子をご紹介します。

つむぎ 桶川ルーム周辺には、季節の移り変わりを感じることができる公園や広場があり、今回はどんぐりの種類が豊富な駅西口公園に向かいました。

春から同じメンバーで散歩へ出始め、最近は5歳児の子が年下の子を手繋ぎに誘う姿や、先頭を歩きながら、付いてきているか後ろを気にして待つ姿が見られています。

「今日は風が強い!!」と勢いよく転がる葉っぱや、飛ばされそうな帽子に笑みがこぼれます。毎回戸外へ出ているからこそ、天候への気づきや変化を子どもたちが口にすることが増えています。

公園についてすぐ、まずはどんぐりをボウルいっぱいに集めました。

どんぐりがたくさん入ったボウル

あっという間にこの量です。集めている際も子どもたちはそれぞれ目を輝かせ、自分が気に入ったどんぐりを見つけてはスタッフや友だちに共有します。

赤ちゃんどんぐり(小さなどんぐり)や、ラッキーどんぐり(大きなくぬぎのどんぐり)、双子どんぐり(繋がったどんぐり)等、種類や大きさの違いを観察し、様々な名前をつけて教えてくれる姿に思わずほっこりします。

どんぐりを集めた後は、長い筒や、中身の見える透明な筒、転がせるコースターなど、持ってきた道具を選び試しながら、転がしたり、コースを決めたり、遊びをどんどん拡げていきます。自分のタイミングで興味を持ち、試したい場所に集まりますが、いつのまにか近くで一緒に遊ぶ姿がみられます。

近くで遊ぶ子どもたち

見つけてきたどんぐりが混ざってしまうので、転がすのを悩む姿もありましたが、遊びに夢中になると皆のどんぐりが混ざりはじめます。

最終的に一つの筒に、友だちと協力しながら入れました。

どんぐりを筒に入れる子どもたち

一人では中々集まらない量も、協力しあえば短時間でいっぱいです。

異年齢のグループでは、大きい子が小さい子を誘う姿や、自分の思いを伝えあう事、協力し遊びを発展させていくなど、相互にいい刺激となっています。

また戸外活動の中で自然と行う動作には、小さな木の実を集めるだけでも、手先の操作や、しゃがむ姿勢の保持に繋がります。

また、どんぐりを数えながら集めたり、実際に手にして観察して、気づきを思わず誰かに伝えたくなる姿もあり、自然には学びの資源がいっぱいです。

短い秋ですが戸外ならではの季節の遊びを肌で体感しながら、存分に楽しみたいと思います。

文:発達支援つむぎ 桶川ルームスタッフ

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