発達支援つむぎ 桶川「熱を感じよう」

2024.02.05

#発達支援

発達支援つむぎ 桶川ルームの12月のグループ支援のテーマは「熱」ということでコーヒーを使った活動を3週続けて行いました。

1週目は手動のミルを使って豆を挽き、ドリップコーヒーを淹れました。使用したコーヒー豆はTSUMUGI CAFEでも使っている、就労支援つむぎ 武蔵野ルームで焙煎しているコーヒー豆です。

ミルで豆を挽く様子

ごりごりと削れる音や感触を感じながら、音がしなくなるまで一生懸命回します。一人ずつ体験する機会を設けたため順番待ちの時間もありましたが、一人では難しいときは友達と協力し、わくわく感からか待つ時間もみんな真剣でした。

コーヒーを淹れる子ども

お湯を入れるときも慎重に・・・

ポイントは「ゆっくり」「待つ」です。

お湯がだんだん下に落ちていく様子をみて、「そろそろいいかな?」とタイミングをはかっている子もいれば、「いいにおい」とじっくりと香りを楽しんでいる子もいました。

淹れたコーヒーを保護者の方に飲んでもらい「おいしい」という感想を聞くと、照れて嬉しそうにする顔が印象的でした。

コーヒーの香りや音でリラックスするのか、本物の道具に触れ慎重になったのか、不思議なことにどのグループもゆったりとした時間が流れ、子どもたちだけでなく、保護者の方の満足感も大きかったように感じます。

2週目はコーヒーかすを使ってコーヒー染めに挑戦しました。「これを使うよ」とコーヒーかすを見せると「このまえやったやつだ」「たのしかったからまたやりたい」とコーヒーを淹れたことを振り返る姿も見られました。熱い鍋に緊張感をもってトングで布を入れました。役割相談などの子ども同士でのやりとりもあり、成長を感じました。

3週目はコーヒーかすで染めた布とコーヒーかすを使ってサシェ作りをしました。濡れたコーヒーかすと乾いたコーヒーかすの色の違い、感触の違いを感じながら手で触れてみました。フライパンでコーヒーかすを煎って、水分を飛ばしたものを触ると「ふわふわ」「あったかーい」と夢中で触る子もいました。

2種のコーヒーかす

作ったサシェはお土産に持ち帰りました。

完成したサシェ

「あつい」「あったかい」など本物に触れながら熱を感じ、コーヒーを堪能した活動になりました。

文:発達支援つむぎ 桶川ルームスタッフ

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