発達支援つむぎ 田無「はじめての遠足!」
2024.01.12
#発達支援
こんにちは。
発達支援つむぎ 田無ルームは7月に開所してから5ケ月が過ぎた12月。マンスリーに通う子どもたちも一人、また一人と増え賑やかになってきました。
そのような中、12月8日に田無ルームとしては初となる遠足を開催することができました。今回はその様子をご報告させていただきます。
遠足は、4、5歳児は田無市民公園(通称タコ公園、西東京市向台町5丁目4)、2歳児は普段の散歩先の中でも一番遠い西原自然公園(西東京市西原町4丁目5-96)を行き先に選びました。長距離散歩と自然の中で目一杯体を動かしてお弁当を食べることを目標に、事前にみんなでしおりを作り、遠足に向けて気持ちを高めながら、当日を迎えました。
遠足当日は、雲ひとつない快晴。12月とは思えないほど暖かく、上着を着ていると少し汗ばむぐらいの陽気でした。
歩き始めると、見慣れない道、初めて見る標識や建物、公道にはみ出たハッサクの実に「あれ、なぁに?」と興味津々。
立ち止まったと思ったら急にダッシュをしたり、地べたに座り込んだり、「お水のみたい!」とスタッフに伝えたり、子どもたちは思い思いにいつもと違う特別な体験に自分なりの方法で気持ちを表現し、よく歩き、よく話しながら、目的地に向かいました。
戸外活動中に手をつないで歩くことは安全面においてはもちろん、子ども自身の情緒の安定にとっても重要なことです。
しかしながら、つむぎに通われる子どもの中には、音や光、様々な情報に過敏に反応してしまったり、危険に対する認知も未成熟だったりすることもあり、車や自転車を気にせず飛び出そうとしてしまう子もいます。そもそも手を繋ぐことに抵抗がある子もいます。
そんな様々な個性を持っている子どもたちが、安心して遠足で出かけられるように、事前にコースの下見を繰り返し、危険な場所では短い時間だけでも手を繋ぐよう約束をしたり、安全な場所ではスタッフが連携を取りながら傍で並走し前後で見守ったりと、子どもたちのやりたいことを全力でサポートしながら一歩一歩前に進みます。
やっと目的地に到着した際は、達成感とこれから公園で遊べる期待で嬉しそうにニコニコとした表情を見せてくれました。
公園では、新しい遊具に挑戦したり、落ち葉の中に飛び込んでみたり、そこにいた別の園児と昔からの知り合いのように遊んでみたり、子どもならではの感性をフル稼働し季節を味わいながら過ごし、青空の下でお弁当を楽しむこともできました。部屋で食べる給食とはまた違った美味しさを味わうことができたのではないでしょうか。
またどこかで頑張って歩いている子どもたちや子どもたちと並走しているつむぎスタッフを見かけたら、ぜひ声を掛けていただいたり、温かい目で見守っていただけますと幸いです。
文:発達支援つむぎ 田無ルームスタッフ
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