発達支援つむぎ 田無「書初め会2025」

2025.02.14

#発達支援

 こんにちは。発達支援つむぎ 田無ルームです。つむぎ 田無ルームは開所から2回目のお正月を迎えることができました。冬も残りわずかですが、一日一日を子どもたちと元気に過ごして行きたいと思います。

今回は、毎年恒例となっている季節を感じる遊び・伝承遊びの様子をお伝えします。まずは、「書初め」です。絵具と絵筆を使い、半紙に思い思いの文字や絵を書きました。

書初め

しっかりと反対の手で半紙を押さえて、筆から伝わる感触を味わいながら書く姿は真剣そのものです。 スタッフのお手本と同じ字を書きたい子、自分の名前を書くのに挑戦する子、好きな絵を書く子と様々です。小さい子は文字に興味関心を持つきっかけになったり、年長さんは書き写す際の視線の動かし方を学んだりと、就学後に必要な力を生活や遊びの中で身に付けていきます。完成品を飾ると、まるでギャラリーのようなアートな雰囲気に包まれ、カフェに訪れた地域の方々からも好評でした。

書初めに取り組む様子
書初めに取り組む様子

次は、「福笑い」です。

最初は、目隠しをせず目や鼻の場所を確認しながらパーツを置いていきます。普段は見慣れない「ひょっとこ」や「おかめ」の表情も伝承遊びならではです。おかめのまろ眉を取り「め?」と不思議そうに眉の位置に置いていました。目を閉じ続けることが難しい子は帽子を目隠し代わりにして挑戦します。隣の友達に「はい、目です」と言って渡してもらいながら完成した顔を嬉しそうに眺めていました。

福笑いを楽しむには、顔のパーツの位置関係を理解し、その違和感を言語化する能力が必要です。「へん!」「め!」と違和感を相手に伝えようとするだけでも、相手に伝えたい気持ちや一緒に楽しもうとする気持ちが伝わってきますね。

今後も、伝統的な遊びに親しみを持ち、文化に触れる機会を通して、子どもたちが遊びの中で気づきや心が動く経験ができるよう支援に取り入れていきたいと思います。

福笑いで遊ぶ子どもたち

発達支援つむぎ 田無ルーム

住所:西東京市田無町5丁目5−12 田無総合福祉センター2階

電話: 042-452-3621(営業時間 月~土 8:30~17:30)

文:発達支援つむぎ 田無ルースタッフ

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