発達支援つむぎ つつじヶ丘「もえろよ、もえろよ ~火を用いた食育活動~」
2022.03.10
#発達支援
つつじヶ丘どろんこ保育園・発達支援つむぎ つつじヶ丘ルームでは、原体験の一つとして本物の「火」に触れる経験ができるよう、たき火で焼いて食べる機会がたくさんあります。
今回は、たき火でしいたけを焼いたときのことをご紹介します。
園庭で、たき火の準備が始まると子どもたちが集まってきました。煙が上がっていることに気付いたMちゃんも興味津々な様子です。
たき火をしているところに、うちわや段ボールで仰いでいる友だちを見て、Mちゃんも同じように段ボールで仰ぎ始めました。
煙が大きく巻き上がると、慌てて木に登って、少し離れたところから様子をうかがいます。
ヤギのみらいちゃんも煙から逃げていました。
たき火でこれから焼くしいたけは、5歳児のこめ組が、育て方を調べて、毎日きりふきで水をあげて、生長を観察しながら大切に育ててきたものです。
火の熱さを感じながら慎重にそっとしいたけを網の上にのせます。
焼けたしいたけに醬油をぬると、香ばしい匂いが漂っていました。Mちゃんは、周りの子がやっていることを見て、同じように火の番をしたり、しいたけを焼いたりと、友だちと一緒にたき火を体験することができました。たき火のパチパチという音を聞いたり、煙の臭いがすると「くさい」と鼻をつまんだり、火の温かさを感じて手を温めていたりと、ホンモノの「火」を五感で感じ取っていました。
ホンモノの体験は、子どもたちの心を動かします。つむぎの支援では、子どもたちが自ら取り組む活動にこそ、意味があると考えています。Mちゃんも、「やってみたい!」と自分から活動に入る中で、友だちの様子を見て真似してみたり、「火」の熱さを感じて火傷をしないように距離をとりながら近づいたりと、多くのことを学び取っている様子が見られました。
つつじヶ丘どろんこ保育園・発達支援つむぎ つつじヶ丘ルームは、子どもたちが自ら興味を持って、「やってみたい!」と思える、ワクワクドキドキのホンモノの体験ができる「大きなおうち」です。
文:発達支援つむぎ つつじヶ丘ルーム職員
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