発達支援つむぎ つつじヶ丘「正月遊び」

新しい年が始まり、発達支援つむぎ つつじヶ丘ルームでは凧作りと凧揚げ遊びをおこないました。行事を通して季節を感じながら、自ら制作した物で遊ぶ面白さを知ることや、友だちと楽しさを共有することをねらいとしています。

「正月遊び」を知っている子もそうでない子も、スタッフから凧作りの説明を聞くと「作りたい!」「作る!」と元気な声を次々にあげ、凧作りがスタートしました。

折り紙でできる「かんたん凧づくり」。凧の正面に自分の好きな絵を描けるように色ペンやクレヨンを用意すると、花火や花、リボン、友だちの顔などとそれぞれが思い思いに描く姿がありました。凧の形を独自に変え、魚の凧を作る子もいて、個性あふれる自由な発想を大切にしながら見守りました。

ある子はゲームのキャラクターをうまく描けず、「描けないから描いて」「もうやらない」と諦めそうになる姿もありましたが、スタッフが「隣の子の絵を見てごらん」と伝え、友だちから「こんな風に描いたよ」と絵を見せてもらうことで、そこからアイディアを貰ったり、自分なりの描き方に変えたりしながら、少しずつ前向きに取り組もうとする姿勢に変わりました。

出来上がった凧を見た子どもたちは、すぐに凧揚げをしに園庭に出ていきます。

自分で制作した凧を揚げながら思い切り走って体を動かしたり、友だちと競争したりとそれぞれの過ごし方で楽しむ姿が見られました。次回はたくさん走れる場所まで散歩にでかけ、凧揚げをしようと子どもたちと約束をしました。

園内で凧を揚げる子ども

次の週になると子どもたちから、「凧揚げしよう!」との声があがります。1週前に伝えていた約束を覚えており、見通しと期待感を持ちながら、活動を楽しみにしていた様子がありました。散歩先に着くと自分の凧を手にして早速走り始めます。スタッフがみんなで同時に走ってみようと提案すると、全員が横一列に並び「よーいどん」の掛け声で一斉に走って凧揚げをしました。

自分で制作した物で自由に遊びながら、友だちの凧にも興味を持ち「魚の凧なんだね」と聞いてみたり、「僕は花火の絵を描いたよ」と自分のアイディアを紹介したりと互いの気付きや思いを言葉にし合う姿がありました。

制作の途中、思い通りにできず悔しい思いをした子も、スタッフや友だちとの関わりを通して最後までやり遂げることができ、凧揚げで思い切り遊ぶことができました。

これからも友だちと思いを伝えあいながら楽しさを共有し、認め合うことができるような活動をしていこうと思います。

思い思いの凧を揚げる様子
凧を揚げて走る子どもたち

文:発達支援つむぎ つつじヶ丘ルームスタッフ

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