発達支援つむぎ つつじヶ丘「ジャガイモの苗を描く子どもたちの成長」

こんにちは。発達支援つむぎ つつじヶ丘ルームです。年長児と年中児の多いグループの活動をお伝えします。

12月に入り、このグループが9月に植えた、秋植えのジャガイモがそろそろ収穫できるころになり、子どもたちと相談して、収穫前のジャガイモの苗の絵を描きました。今回、夏野菜のキュウリの絵を描いた時より子どもたちの成長を感じることができた場面をお伝えします。

2階の園庭にブルーシートやテーブルを準備し、サインペンや絵具で、プランターのジャガイモを目の前で観察しながら描きました。「むずかしい」と言って描きたくない様子やじゃがいもではなく怪獣を描いてしまう子どももいました。見たものそのままを描けば良いことを伝えたり、葉の形や茎、色、どんなところに植えてあるかなど観察のポイントを細かく伝えたりすると、みんな葉に顔を近づいて観察を始め黙々と描き始めました。

夏のキュウリ画を描いた時は間違えると、ぐしゃぐしゃと消してその上に描いたり、「できない」「むずかしい」と自信がなくて挑戦する気持ちになれなかったり、大好きな怪獣しか描きたくなくて怪獣を描く子もいました。それが今回は、間違えてしまっても、「できない」と思っても、あきらめずにプランターに植えてある苗の葉をもう一度観察して細やかに描いて表現していました。怪獣が描きたくても、目の前の作業にチャレンジする様子が見られました。

絵の具で真剣に絵を描く子ども
じっくり観察しながら絵を描く子ども

夏頃と比較すると、視野の広がりと絵を描く自信と、丁寧さが備わっていることに成長を感じました。早速、絵を保護者の皆様に見て頂くと、「本当に一人で描いたんですか?あんなに絵が苦手だったのに感動しました」「テーマに沿って絵を描いたのは初めてです」「こんなに画用紙に大きく描くことができるんですね」など、驚きと嬉しいお声をいただきました。

4月からスタートしたこのグループは、この6名で様々な活動を経験してきました。そのたびに友だちへの意識が強まり、関係性が深まってきたことで、グループでの活動が安心して過ごせ、自分の気持ちを素直に出せる場所になってきております。そのようなことも絵を描くことに関しても、自信に繋がっていると思います。

これからも少人数グループの良さを活かして、今年度もあと数か月になりましたが、友達と楽しい経験を通して個々の自信に繋げ、成長する力を伸ばしていけるような支援をまいります。

文:発達支援つむぎ つつじヶ丘ルームスタッフ

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